![]() 『みそララ』1巻 宮原るり まんがタイムコミックス 今、一番のお気に入りでオススメな4コマ漫画家といえば間違いなくこの宮原るりさんを推します。現在、芳文社4コマ雑誌で連載している『みそララ』と『恋愛ラボ』はどちらも大好きで毎月楽しみに読んでいるのですが、今回とうとう『みそララ』の1巻が発売されました。 4年も務めた会社の倒産によって、新しくデザイン会社に転職したヒロインの美苑。憧れだけで転職したヒロインが、アットホームな職場の仲間達と共に笑いあり失敗ありの中でライターとして成長していく姿を描くコメディ4コマ。 会社を舞台にした漫画ではありますが、ギスギスした感じは全くなく全体的にほのぼのとした雰囲気。そしてこの漫画の最高に良いところは、というか宮原るりさんの漫画の良いところは、全編に漂うソフト百合な空気です。この漫画で言えば、美苑と先輩社員の梨絵の関係なんかが正にそれ。 前髪ぱっつんのつり目顔で性格きつそうな梨絵と、ドジなところもあるけど、常に前向きで突っ走っていく感じの美苑。このコンビの関係が最高にいいんですよ。 最初は強い目的意識もなく憧れだけで入社してきた美苑を邪険に扱っていた梨絵が、美苑のことを次第に認めていき、お互いに協力し合っていく仕事のパートナーとして、そして信頼し合う仲間として、関係性が移り変わっていく様が、もうどれもこれもが最高にニヤリングさせてくれるわけです。 フィットネスクラブのチラシを成功させて、お互いに拳をぶつけ合って喜ぶ二人なんかや、美苑の事を誉めようとするものの、恥ずかしくて言葉がなかなか出てこない梨絵なんかは、もう見てるだけで自然と頬が緩んできます。典型的なツンデレキャラの梨絵が、早々にツン期を抜けてデレ期に移行していく様が最高に萌えるのです。 そしてソフト百合として最高に輝きを放っていたのは飲み会のエピソード。それまで先輩社員と新人社員という上下関係が出来ていた二人の関係が、この飲み会によって激変。酔っぱらった勢いで性格が反転して攻守逆転している様は最高に萌えましたし、その勢いで互いに名前で呼び合うようになるのも最高。 そして、そのままの勢いで夜更かしして、迎えた翌朝。素面に戻って気まずくなりかけながらも、恥ずかしがりながら名前で呼ぶ梨絵の、何とこっ恥ずかしくも身悶えさせてくれる事か! そんなソフト百合な雰囲気と共に、メインストーリーとなるライター稼業の展開も面白く、新人ライターの奮闘を通して描く物語は、ライター稼業の説明という意味合いも含んでおり、読む人に分かりやすい仕様。失敗あり笑いありで繰り広げられるドタバタコメディはホントに楽しく読むことが出来ます。 ソフト百合な雰囲気と共にドタバタコメディとしても楽しく、絵柄も可愛らしく見ていて楽しい。『恋愛ラボ』と共に宮原るりさんの漫画には期待していきたいと思います。オススメですよ。 作者宮原るりさんのサイト「ヘッポコロジー」
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