![]() 『町でうわさの天狗の子』1巻 岩本ナオ flowersフラワーコミックス オビの「羽海野チカ氏絶賛!」という煽り文句に負けて買ってしまいました。しかし、これはオビに煽られて買って良かったと! 絵がスキ、お話がスキ、世界がスキ、ウミノはナオさんのマンガが大スキです。 オビにはこのように書かれ、描き下ろしのイラストまで寄稿されております。で、実際に読んでみると羽海野チカ漫画の空気に近い部分を感じて納得してしまうんですよね。ハチクロのコメディ部分に近い部分があります。 ある田舎町、山には天狗の神様がいて、天狗と人間のハーフの娘がヒロイン。幼馴染みの天狗見習いがいて、天狗の周りには人語を話す狐や狸や兎もいて、かといってバリバリのファンタジーではなく、あくまで日常の延長線上に存在する少し不思議なファンタジー世界。例えるなら「うる星やつら」的な世界。狐や狸や兎が「なでて、なでて」と人語を話しながら寄ってくる所なんか、まさに羽海野チカ漫画に通じる所バリバリです。 そんな世界で繰り広げられる物語は、ヒロインの娘の性格があっけらかんと間が抜けている所もあって、それに引きずられるかのように非常におおらかな感じがします。友情、恋愛、コメディありで楽しく、ヒロインの娘の妄想癖たくましいところとかかなり笑えます。マックのレジでの狼藉なんかはニヤリングせざるを得ません! あとは脇キャラがかなりコミカルで楽しいのもポイント。高校に入って別の中学出身者同士でイザコザがあったりするんだけど、そこで出てくるヒロイン以外の娘が何とも一癖も二癖もある容姿をしていて、美男美女揃いの少女漫画とは一線を画す面白さ。頭がネギになってる同級生とか。そんな娘達がクラスの王子様的存在に対してキャッキャッやってるのも、楽しい空気がすごく伝わってきます。 少し不思議なファンタジー世界で繰り広げられる青春ラブコメ。この絵と世界観から溢れる空気がものすごく好きで、なんとも心地よく楽しいですね。これはオススメですよ。
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