![]() 『B型H系』5巻 さんりようこ ヤングジャンプコミックス 最近のヤングジャンプで一番好きな漫画と問われれば間違いなくこれだと即答できます。もう大好きなんだ、この漫画! この巻収録のクリスマスパーティー編が連載されていたのはちょうど去年の12月くらいで、実際のクリスマスに向けてどんどん盛り上がっていく展開をそりゃ毎週毎週楽しみにしておりました。そしてクリスマスの週にあわせてこのエピソードを締めるのかと思いきや、展開が伸びてまさかの年越し。そして、年が明けて待ちに待ったオチはといえば、いつも通りの寸止め展開炸裂でしたが、それでさえもご満悦になれてしまうこのマンガの魅力! 現在連載中の展開もかなり突っ込んだ部分に入ってきており、まさに突っ込もうかという勢いでしたが、やはりというべき寸止め展開で嬉しいやら悲しいやらであります。 しかし、この漫画はそれでいいのです! 山田がおバカに駆け回り、エロ妄想を繰り広げ、小須田のことで右往左往とアタフタし、空回っていく姿にこそ楽しさが凝縮されているのであって、小須田とのえっちが完了してしまえば、僕らの愛した山田は大人の山田になってしまう訳じゃないですか! いや、それはそれで見てみたいのですが、あとほんの少しだけ、この楽しい期間を味わっていたいなぁとも思うわけですよ。ただまぁ、最近の連載みたいな寸止め展開でこれ以上引っ張るのは難しいでしょうし、次のエピソード位でとうとう無事に致すのが綺麗なのかもしれませんがね。 それはさておき、この5巻。前述の通り、クリスマスパーティー編がものすごく楽しすぎるんですよ。山田を見ていて楽しいというのはいつも通りですが、脇役陣のキャラがものすごく立ってきているのですよね。 それぞれのキャラのそれぞれの思惑が交錯し、その思惑が全く無意味になっている点とか、思惑通り運ばずに空回っていく様がホントに楽しい。自分のペースで結納の日取りまで決めようとする三郷とか、セレブ相手に攻めの一手の小林さんとか、当人はその気がないのに男を惹きつけている片瀬とか、大人っぽいけど実はウブでそれでも彼氏欲しいオーラを出しまくってる赤井先生とか、山田と小須田のストーリーの横でちょこちょこと展開される寸劇がホントに楽しいんです。 もちろん、メインの山田と小須田の関係もこの巻でググッと進展があって面白いです。耳年増でエロ妄想力はピカイチでありながらも、恋愛レベルは小学生並というあの山田が、とうとう小須田への気持ちを自覚し始めるくだりは素晴らしきラブコメ。ただ、そんな自分の気持ちを自覚しつつも、その思いをぶつける方向性が、「童貞に価値はない」と書いた手紙とか、ノーパンで学校に登校とか、明らかに明後日のエロ方向に向かっている点が山田が山田である所以であり、それが当然のごとく空回っていくのも山田の魅力なのです! 1話1話が濃密で、1巻読むのに時間のかかるこのマンガですが、読んでる間のオレのニヤリングは最高潮。単行本化される間隔が長いのだけが残念なのですが、その分ようやく発売されたこの1冊を存分に堪能し尽くしたいところです。
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