![]() 『ナナとカオル』1巻 甘詰留太 ジェッツコミックス 11月一番の注目漫画といえば、もうこれしかないでしょう! 連載開始当初よりその相当のエロさに熱いたぎりをもてあまし気味でしたが、単行本として1冊通して読んでみたら、さらなる熱いモノがほとばしってきました。 甘詰留太さんと言えば、エロ漫画出身であり、その濃厚なエロさに定評あるのは間違いないのですが、この『ナナとカオル』については、18禁エロ漫画にはないエロさ、肉体的接触や肉体的露出によるエロさではなく、精神的接触や精神的昂揚におけるエロさを生み出すことに成功しているのです。それは甘詰留太のエロ漫画において新たなるステージに到達したと言っても過言ではないのです! 背も低くて成績も悪く顔もさえない主人公カオルと、成績優秀、美人で生徒会活動もするナナ。この釣り合わない2人は幼馴染みということ以外では接点がなかったのですが、ひょんなことからSMが趣味のカオルが所持していたエナメル服をナナが興味本位で着てしまったことにより、物語は動き始めていきます。 SMとは言いつつも、ご主人様と雌奴隷とかそういう関係が出てくるわけでもなく、SMとは言いつつも、鞭でぶったりぶたれたりはありません。SMという要素、例えばエナメル服だとか、首輪だとか、放尿だとか、縄縛りだとかを上手い具合にストーリー上に配しながら、SMの持つ雰囲気を上手い具合に高めていくのです。 そして、肝心なのはナナとカオルの関係。端から見れば全く釣り合いがとれずにデコボコな2人。敢えて言うならナナがSでカオルがMとしか思えないこの2人が、実はカオルがSで、ナナがMという立場に立つこととなるギャップにまずグッと来ます。そして、興味本位でエナメル服を着用したナナが「息抜き」という言い訳を用意しながら、カオルの言うことを聞いてその通りに行動していく様が何とも高揚感を与えてくれるのです。 エナメル服を着用したナナを隅々まで視姦したり、首輪を付けて夜の公園を歩かせたり、誰もいないグラウンドで放尿させたり、麻縄で体を縛ったりもします。やっていることだけを書くと結構キツイエロさも感じるのですが、そのどれもが2人自身にとっても初めての経験であり、初めて味わう感情、初めて覚える高揚感が我々にダイレクトに伝わってくるのです。SMというエロエロしい事をしていながらも、初々しい部分をふんだんに残しているこの2人から伝わってくるドキドキ感こそが、この漫画最大のキモであり、この漫画がステップアップSMラブコメディと呼ばれる所以なのです。 この2人の精神的結びつきと精神的昂揚がSMというエッセンスを得てものすごく上手く描かれており、読んでる我々は普通のエロ漫画以上にドキドキさせられ、普通のエロ漫画にはないエロさを感じることが出来るのです。2人の会話とシチュエーションだけでここまでのエロさを醸し出せる甘詰留太さんはホントにすごい漫画家だと思いますよ。 甘詰留太 「ナナとカオル1巻」 ハートフルソフトSMラブコメ(アキバBlog) SM(主に拘束・野外)にハマっていく女子高生物語?「ナナとカオル」1巻発売 (せなか:オタロードBlog) |
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