アクセスカウンタ

<<  2009年5月の記事  >>  help リーダーに追加 RSS

トップへ


『初恋限定。』の妹キャラ小宵に萌えながら叫ぶ、「オレがお兄ちゃんだ!」

2009/05/27 01:03
画像
『初恋限定。-ハツコイリミテッド-』第1巻 初回限定版

今期のアニメは『けいおん!』やら『ハルヒ』やら話題になるモノが多いのもあって、良質で小粒なアニメが話題に埋もれてしまっている感もあるのですが、そんな中個人的にお勧めしたいのが『初恋限定。』です。いやぁ、このアニメ出来良いですよ。毎週ニヤニヤしながら楽しみに見ています。

原作の方はすでに完結しているというのに、皆が予想だにしていなかった今更感のあるアニメ化。自分も原作はそれほど真剣に読んでなくて、強い思い入れがある作品ではなかったのですが、アニメを見てたらなんかもう、スゴイ勢いで盛り上がってきました。原作単行本を買って読み返そうかなとか思い出すくらいに。

原作は複数の固定キャラを出しつつのオムニバス方式だったわけですが、ジャンプ本誌でさらっと読み捨てる感じだったので、いつまで経ってもキャラに思い入れが出来なかったのですよね。ってか、キャラ判別が出来ていなかったとも言えるわけで。覚えていたのは山本さんと、美人とブサ男という凸凹話が印象的だった江ノ本慧くらいでしたし。

しかし、アニメになってクオリティ高い作画と、キャラにマッチした声が付く事によって、自分の中で俄然キャラ達への思い入れ度が高まってきました。ってか、小宵ですよ、小宵! なんですか、このベタな妹キャラは! 原作でこの娘のエピソードも読んでいたはずなんだけど、それほど記憶に残ってなかったのですよね。しかし、アニメになった途端のこの萌え度は何事かと。オレを身悶え殺す気かと!

そう、オレがこのアニメを最高だと認めるきっかけとなったのは間違いなく4話なのです。小宵メインとしたエピソードにして、お兄ちゃん連呼攻撃によりあっけなく精神崩壊を引き起こさせた驚異のエピソード。4話見てる間のオレのニヤリング度はそれはもう半端ないことに。しかも、声優の豊崎愛生さんの演技がこれまた半端なく素晴らしくて、可愛らしくて、ニヤリングに拍車がかかるのなんの!

『けいおん!』の唯の声も豊崎さんなのですが、この方のあほの子演技は飛び抜けているモノがあるように感じます。イラっとくるあほの子ではなく、愛しく可愛く思えるあほの子を見事に演じておりますよ。小宵というキャラのお兄ちゃん大好き具合は、それはもう一般常識を逸脱しているモノがあるのですが、そんな部分もカラッと明るく、愛くるしく思えてくる部分が強いのですよね。



そして小宵と言えばやはりこの動画。4話を見終わったあとに誰しもが思った、小宵と唯の声のオーバーラップ。4話を見ている時点ですでに唯の声に聞こえてくる部分もあって、ニヤニヤしていたらこんな素晴らしい動画が出来てていて、拍手喝采ですよ。

最新の7話でも、意外なところで小宵が活躍しており、もう小宵の声を聞くだけで満足できてしまう始末。お兄ちゃん大好きっぷりが空回っている様子も、お兄ちゃんに振り向いて貰えなくて報われてない様子も、もうその全てがオレのニヤリング誘発要因ですよ。

小宵以外でも、原作の時から好きだった江ノ本と楠田のベタなラブコメエピソードもニヤニヤ見ながら楽しんでおりますし、EDもイラスト、歌共に素晴らしく何度見ても飽きが来ないですし、全体的に高クオリティで丁寧に作られており非常に好印象なアニメ版なのです。

バンダイチャンネルにて1話と最新話公開中。
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0


小谷あたる漫画のやさしさに包まれたならきっと、『眠り姫のはぐはぐ』1巻

2009/05/21 00:58
画像
『眠り姫のはぐはぐ』1巻 小谷あたる アクションコミックスHigh

『はねむす』や『まかないこむすめ』の小谷あたるさんによる最新刊。サイトで公開されていた頃からのはねむすファンであり、小谷さんの漫画が大好きな自分ですが、そんな従来からのファンも納得の、間違いなく楽しめることこの上ない今回の最新刊。読んでみるとすぐ分かるのですが、小谷あたるさんらしい漫画世界がこの『眠り姫のはぐはぐ』においても広がっているのですよ。

それは世界名作劇場的な空気というか、メルヘンとファンタジーが入り交じるヨーロッパの田舎的空気というか、垂れ耳の動物キャラが出てきた時点でなぜか安心してしまう感もある、この小谷あたる的世界観。いやぁ、もうすごく大好きです。

ただ、世界観が似たり寄ったりなら敢えて別の作品として描く意味もない訳で、これまでは、どちらかというとメルヘン&ファンタジーな部分と、コメディな部分と、ハートウォーミングな部分が程良いバランスで仕上がっていた優しいお話が多かったのですが、この漫画ではヒロインが14歳の少女という点で、今までの漫画にはない魅力が備わっているのですよ。そう、それは思春期少女の恋心なども含めた描写に他ならないのであり、この点において他の小谷漫画とは違う魅力が出ているのです。

この漫画のタイトルやオビにもあるとおりに、ヒロインの乃野子は一度眠ってしまうと口づけをされないと起きないという体質の持ち主。もう、この設定だけでときめき回路がギュンギュン回ってしまう程なのですが、しかもヒロインの初恋相手は(実は勘違いではあったのだけど)年上の義理の叔父という、年の差カップル。親愛の情なのか恋心なのかどうかうまく把握できないこのモヤモヤとした感情。乃野子が抱くその感情の揺れ動きという部分で、妙にときめきを感じてしまってたまらないのです。

ヒロインが眠ったら起きないという体質についてはこの1巻では深く突っ込んだ説明がされておらず、日常劇が繰り広げられているのですが、タイトルにまでなっている眠り姫という設定をどのように活かしてくるのかは今後の楽しみです。

まぁ、何はなくともこの漫画はヒロイン乃野子の可愛らしさが一番の魅力ですね。特に4.5話の番外編で見せてくれた乃野子がたまらなく可愛いかった。寝起きでパンツ姿を見られても全く恥ずかしがらないのに、生理用品を借りるのに猛烈に恥じらっているその表情とか素晴らしい。この思春期少女の可愛らしさは半端ねえっ。ってか、パンツ姿と言えばかぼちゃパンツ姿というのが、これまたツボを心得ているというか、小谷さんの漫画らしくて良いですね。

1巻で終わった続きからはちょうどWEBコミックハイで見れるので、単行本1巻と共にまとめて読んでしまうのがオススメかも。
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


その身悶えっぷり、お美事にございまする、『きみといると』1巻

2009/05/19 22:55
画像
『きみといると』1巻 かがみふみを アクションコミックスHigh

かがみふみを先生はオレを身悶え殺す気なのかー、と叫ばずにはいられないこの漫画。オレ内部において、初々しい初恋話を描かせたら右に出る者はいないと思わせる、それがかがみふみを先生。

『ちまちま』や『まちまち』で背の離れた凸凹カップルを描き、そのあまりの初々しさと甘々しさで、ラブコメ大好き人間の我々を身悶えの渦に突き落としてくれた記憶も新しいところですが、今度はそういったひねり要素はなく、純粋に初恋の甘々しさを濃縮して描いてくれてます。そしてその内容はいつも通りに、いやいつも以上に僕らの頬をニヤニヤとさせる破壊力に満ちた、素晴らしきラブコメになっているのです!

お腹を下しやすい体質の主人公が、辛抱たまらずに飛び込んだ先の喫茶店で出会ったヒロイン。そんなちょっと格好悪い出会いを果たした二人が、ゆっくりと恋を育てていくというそんなお話。ただそれだけのお話と言ってしまえばそれまでなんですが、そこはかがみふみを先生の描くラブコメですよ。こっぱすかしさと赤面せずにはいられない激甘成分が充満しており、それこそがこの漫画最大の魅力であり、最大のスパイス。この甘々しささえあれば、他に何もいらないのです。

あと、ヒロインとの会話を反芻しては一喜一憂する主人公の姿が、何というか身に覚えがあり過ぎてたまりません。

 

普段スキャンしない自分が思わずしてしまうくらいに、この主人公の身悶え具合には見覚えがありすぎる。っていうか、これってこの漫画を読んでいる最中のオレの姿そのものだよ! 「もきー」とか「くけー」とか奇声出すだけでは飽きたらず、体をくねらせ、体を回転させながらその感情を爆発させるこの身悶えっぷり。お美事、お美事にございまする!

ベッドの上で布団を抱きながらゴロゴロ転がるヒロインとか絵になりすぎてたまらん訳ですが、男の主人公でここまで見事な……というか共感を抱かせすぎるゴロゴロっぷりを見せられることになろうとは、驚きです。

他にも身悶えるだけでなく、赤面してみたり、ヒロインのエッチな姿を想像してはクネクネしてみたりと、その行動の全てが純な思春期少年であり、なんとも可愛らしく描かれているのですよ。ヒロインが可愛いのは当然なのですが、主人公の純情っぷりも微笑ましくあるのですよね。

基本的に、主人公の方が圧倒的にヒロインのことを好きでいるこの1巻なのですが、1巻の最後になってようやく主人公のことを友達としてでなく異性として意識し始めるヒロイン。そしてれこがまた何ともたまらん訳です。2巻ではその気持ちが加速していって、さらならラブラブ要素を振りまいてくれそうで、それはもう楽しみですよ。

きみといると1巻 トイレから始まったニヤニヤストーリー(錬金場)
記事へナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 1 / コメント 0


ふなつ一輝の描くエロ漫画、なのにこの袋とじの何とあざとき事か!

2009/05/19 00:06
画像
月刊ヤングジャンプ 2009年 6/16号

普段立ち読みで済ませているこの雑誌も今回ばかりは購入してきました。『華麗なる食卓』のふなつ一輝がエロを描いてて、しかもそれが袋とじとあっては!

人は誰しも心の中に欲望を持っているモノ。このイラストレーターにエロ絵を描かせてみたい、このアニメーターにエロアニメを作らせてみたい、この声優をエロゲーに出演させてみたい。そんな欲望の一つとしてオレの中に長い間くすぶっていた欲望、この漫画家にエロを描かせてみたい、ふなつ一輝にエロ漫画を描かせてみたいという夢が遂に叶いました!

いや、この作者って普段からエロ絵描いてるから有り難みも薄いのかもしれませんが、ガチでエッチしてる描写ってこれまでなかったような気もするので、そういう意味ではやはり嬉しいのですよ。

しかし、今回の読み切り漫画はちょうど話の中間地点にエロが挿入されており、そのエロシーンが袋とじとなっているのですよ。物語の最初と最後しか読めないなんて、何という拷問。肝心要のエロシーンがばっさり袋とじになっているなんて、何という拷問! ものすごくあざとくて、買わせようという商売っ気たっぷりのいやらしい手法と言わざるを得ない。ただ、そうとは分かっていても、まんまと乗せられていると分かっていても、買わざるを得なかったんだよ!

袋とじをめくったその先はオールカラーのエロ満載で、ふなつ先生の本気度充分。ってか、下の毛もうっすらと描かれてますし、大事なところはノッペラボウ状態なのですが、修正される前は絶対に細部まで描き込んでいたに違いないと想像できてしまうところが、これまたたまらないところですね。存分に堪能させて頂きましたよ。


あと、今月の月刊ヤングジャンプだと『へ〜ん○しん!!』がとにかくひどかった。この上なくひどかった。どうしようもないくらいにひどかった。でもこの酷さこそがこの漫画の持ち味であり、最高に輝いていたとも取れるわけで。ってか、モザイクの上にボールが乗ってるコマの何とヒドイことか!

あと何気に『おはにゅ〜』が好きだったり。あの軽いエロ展開と、女子アナにエロという分かりやすさが何とも好感もてたりして。
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0


Web発! このコミックスが面白い

2009/05/17 15:40
通常、漫画の単行本化というと、雑誌に掲載されたモノが刊行に必要な分たまってコミックスになるという流れが従来のあり方でした。しかし、最近の紙媒体だけに頼らない漫画のあり方の変化によって、違うパターンによって単行本化されるモノも増えてきました。

出版社によって配信されるオンライン漫画や携帯漫画が、紙媒体として単行本化される流れ。はたまた、個人サイトで描かれていたWebコミックが読者人気に後押しされて出版社の目にとまり単行本化されるという流れ。様々なパターンはあるのでしょうが、こういった今までとは違う形で単行本が発売されることになってきているのも面白いモノです。そしてここ最近、個人的に注目していた漫画がそういった形で単行本化されたモノが多かったので、ちょっと紹介してみたいと思います。


画像『瞳のフォトグラフ』1巻 GUNP フレックスコミックス

らきすたやアイマス同人で有名なGUNPさんによる初単行本。Yahoo!コミックにてオンラインで連載されていたモノの単行本化となります。以前より親交のあるサークルさんで、連載開始前より色々と話を聞いていただけに、単行本になったというのは感慨も深いです。

お話は、とある女子校の写真部を舞台とした学園百合モノ。写真部を舞台にした漫画自体が珍しいところに、さらに百合要素が加わっているので新鮮味が高いです。ただ、写真部とは言え、がちがちの部活動漫画という感じでもなく、あくまでメインは部員同士のイチャコラ交流。百合色いっぱい三角関係で、ニヤニヤできること請け合い。そこに写真を撮るという要素を絡めてストーリーを展開している感じですね。

自分のお気に入りはと言えば、4話の写真を撮るフォームのコーチングという皮をかぶったおぱんつ話。いや、GUNPさんの漫画というとやはりコメディというか下ネタ気味のところが面白い部分もありますし、そういう意味でもこの手の話はやはりお手のものって感じです。まぁ、この漫画で下ネタに走り過ぎるのはあまりにも雰囲気にそぐわないのでしょうが、こういった息抜き話はやはり楽しいモノですね。

逆にストーリー展開としては伏線も散りばめられつつ進んでおりますが、展開として性急に感じられる部分もあってちょっと残念。もう少しじっくりと、前述のような息抜き話を多めに交えつつ進んでいってくれればなぁとも思ったり。そういう意味で、Yahoo!コミックで公開されていた4コマがこの単行本に収録されていなかったのは残念でしたが。

あと、名古屋の地元ネタというか、舞台設定が名古屋とか尾張になっているので地元民としてはニヤリと出来る部分も多くて嬉しいところですね。

Yahoo!コミックス内の『瞳のフォトグラフ』紹介ページ

作者GUNPさんのサイト


画像『みんなミュージカル!』 アサイ アクションコミックスHigh

ともかく、この漫画はオビに書いてあることが全て。

「オタクネタじゃない! エッセイマンガでもない! なによりもアクセス数が少ない! ……けど、素人のブログ4コマ漫画コミックス化!」

何という自虐的なオビの文句とも思いますが、裏面を見て納得するのです。

「とにかく面白かったからコミックス化したよ!」

この分かりやすい殺し文句!

ブログ上で連載されていた4コマ漫画を単行本化したこの漫画。実は作者のアサイさんのサイトは4、5年ほど前から見ていてこの漫画も楽しみに読んでいたので、この単行本化の話にはものすごく驚かされました。作者自身もすごく驚かれてましたが、読者の自分もすごく驚きましたよ。でも、その面白さが認められてようやく日の目を見ることになり、影ながら応援していた一読者として感慨もひとしおです。

タイトルにミュージカルと入ってますが、別段ミュージカルをする訳でもなく、ミュージカルのようにわいわい賑やかにしている登場人物達による学園4コマになってます。黒髪メガネっ娘なのに成績悪くて非処女とか、金髪転校生がネイティブ名古屋弁で百合とか、男勝りの体育教師が男に免疫なくて処女とか、そんな一風変わった面々によるドタバタコメディ。そしてこのドタバタがものすごく楽しいんですよね。

特に好きなのが体育教師のカオリ先生。生徒の「可愛いです」の誉め言葉を真に受けてドギマギする姿のなんと可愛いことか! あとはやはり名古屋弁キャラの金髪キャラ、エリー。作者のアサイさんも名古屋人だったと思うのですが、ネイティブ名古屋弁に違和感なし。ただ、名古屋弁キャラが可愛いかと聞かれたら非常に微妙なところなのですが、その微妙さ加減と金髪キャラというギャップがこれまたエリーの魅力になっており、いいんですよね。

コミックハイ6月号から連載も開始されるようで、引き続き楽しみに読んでいきたいところです。

漫画SNSから「漫画家デビュー」決定!

作者アサイさんのサイト「漫画家(仮)」


画像『あしめし』 葛西りいち ビッグスピリッツコミックススペシャル

自分が働いているのとは全く違う異業種の話を聞くのって新鮮味があって面白いモノです。自分が今いる業種の常識とは全く違う常識があったりして、話を聞いてるだけで楽しい部分はあります。

そしてこの漫画『あしめし』は漫画のアシスタント業界というお仕事について描かれたものであり、普段自分たちとは全く接点のない業界の話というだけで、ものすごく興味をそそられるのです。そして垣間見るその業界の話はやはり興味深く面白いのです。

この漫画も、そもそもはブログで公開されていたのが単行本化されたモノです。このサイトも実は以前から見ており、たまたまウェブコミックランキングで見かけて以来密かに日参していたのですが、いつの間にやらサイゾーにインタビューされていたり、いつの間にかネット上で話題のサイトになっちゃったりしてる間に単行本化までされてしまい、驚きの連続でした。

でもまぁ、漫画好きならば興味のある漫画業界の裏というか、漫画制作現場の裏話が聞ける内容となっては、やはり人気が出るのも頷けるところ。最初のうちは漫画というよりもエッセイ色が強く、文字ばかりの内容でしたが、回数が進むに連れどんどん洗練されていき読みやすいないようになっていったのもグッド。

作中に出てくる実在の漫画家先生が実際にはどの作者なのかを自分の頭の中で想像するのも一つの楽しみ方ではありますね。マック先生が誰なのかを想像するだけでもいろいろと楽しいです。あと、この漫画では崩した線によるゆるいキャラが描かれていますが、アシをやっているスキルの持ち主の作者ですから、一度この作者による本気を出した絵による漫画って読んでみたいなぁと思ったり。第6章の扉絵とか胸キュンなのですが。

作者葛西りいちさんのサイト「アシでメシが食えんのか」
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 0


アラサー世代に贈る熱き自転車漫画、『かもめ☆チャンス』

2009/05/13 22:31
画像 画像

『かもめ☆チャンス』1〜2巻 玉井雪雄 スピリッツコミックス

最近、面白い自転車漫画というと、チャンピオン連載中の『弱虫ペダル』の独壇場という感じなのですが、スピリッツで連載中の『かもめ☆チャンス』もここ最近俄然面白さを増してきてオススメなのです。

妻は失踪、一人娘のコブ付き、信金勤めの28歳が主人公。普通、自転車漫画といえば少年の成長物語とかプロレーサーのほとばしる情熱とかがつきものなのですが、この漫画に限って言えば、ものすごく生活臭の漂う、何だかいたたまれなささえ感じさせる部分があります。会社の人間関係に振り回され、男手一つで娘を育て、家庭の問題も抱える28歳サラリーマン。しかし、そんな冴えないサラリーマンが初めて出会ったロードレーサーという、速く走るために研ぎ澄まされたマシン。そして、このマシンとの出会いに後押しされるように、ひょんな事から乗鞍岳を1時間半で登り切る事に挑戦することとなる主人公。

1巻までは主人公の周辺の説明というか、この挑戦をするまでの助走期間となっており、とても自転車漫画とは思えない、爽快感や熱狂とはかけ離れたモヤモヤ感を抱えたままの話になっております。自分も最初読んでた頃は、イマイチしっくりくる感じがしなかったのですが、乗鞍岳への挑戦が始まる2巻から俄然面白さを増してくるのですよね。

28歳という大人である主人公が、その年齢になってからでも才能を開花させ、成長していくというその姿。これはまさに少年漫画的成長ストーリーであり、カタルシスを感じる上でもバッチリ。家庭や仕事にいろいろなしがらみを抱えているんだけど、それら全てを投げ出すとか忘れるという方向ではなく、それら全てを受け入れ乗り越える方向で話が進んでいくのも好印象です。

主人公が28歳というアラサー世代の年齢設定も、青年誌掲載という事や読者層の事を考えれば問題ないかも。そもそも、自転車レースの世界において30代のプロレーサーというのは数多く存在しますし、ツール7連覇を果たしたかのランス・アームストロングだって最近37歳という年齢で現役復帰を果たし、現在開催中のジロ・デ・イタリアでも第一線で走っているのだから、それを思えば28歳なんてまだまだ若いのです。

もちろん、この主人公がこの年齢から走り初めて競技者としてその世界で上り詰めていく展開は考えにくいのでしょうが、そもそも自転車競技は自分との戦いという側面も持ち合わせてますし、その辺りを漫画の主題とうまく絡めながら自転車漫画らしい熱い部分を出していければ今後より一層面白くなっていくのではないんでしょうか。

主人公に絡んでくる女性陣の配置もぬかりなく、娘の通う幼稚園の保母さんや自転車店の一人娘の女子高生など、色恋沙汰を予感させる部分も多少あって、そちら方面でも期待できそうです。ってか、女子高生の娘さんのサイクルウェア姿に妙にときめきを感じる部分があって、カラダのラインがぴったり出るサイクルウェアに身を包んだ女性ってのは非常に良いモノだなぁと思う次第。個人的にはここも押さえておきたいポイントですね。

自転車競技の描き方も、主人公が成長していく過程での練習方法一つとってもリアルに描かれてますし、その方面でも問題ありません。大人も子供も読んで楽しめる熱い少年誌的な自転車漫画とは少し毛色が違うけど、子供はあまり楽しめないかもしれないけど、大人なら楽しめる熱い自転車漫画として、今後にも期待していきたいところです。
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 7 / トラックバック 0 / コメント 2


コミティア88、その戦利品と感想

2009/05/10 15:08
5/5に開催されたコミティアに行ってきました。2月開催は行ってないので、半年ぶりですね。通常、ビッグサイトの1ホールだけで開催されるところ、今回は拡大スペシャルということで2ホール使っての開催でした。おかげで、全部見て回るのが大変でしたが、その分これまでにない新しいサークルの作品に多く出会えたので良かったです。プロ級の腕前の作品から、すでに商業作家として活躍している人の作品まで、多くの良作に巡り会えたのでほくほくですよ。で、今回はそんな中からオススメのモノについてつらつら書いていこうかなと。


『ユルライン』 マグログ カザマアヤミ

今回同行したメンバーが全会一致でベタ誉めしていた同人誌。本文は10ページだけの短い内容なのですが、この短い中に見事に物語がつまっています。つきあい始めのカップルの話で、彼女に近づきたいのに二人の間になかなか甘い空気を出すことが出来ずに悶々とする彼氏。そんな折り、彼女から提案された糸電話。そしてふすま越しに糸電話から伝えられる彼女の本心。このあたりの意表をつく展開が素晴らしく、さらに素晴らしいのはそのセリフを伝えたあとに見せる彼女の表情。これがもうニヤけるのニヤけないの、ニヤけるしかなく、ニヤけざるを得ない! それまで微塵も感じさせなかったダダ甘な空気を最後の最後で大放出してくれる展開はやはり素晴らしかったです。




『KNOCK』 THEE SENTIMENTAL UNION 渡辺伊織/星真仁

空手バカと呼ばれるほどに強い女子高生とその友人の物語。小学生の頃からのつき合いの二人だけど、空手バカな友人が恋に落ちたところから二人の関係に微妙な変化が出てきて……という流れ。恋と友情どっちを取るという王道なテーマなんだけど、実はそれが百合だったというオチは面白いです。ただ、そのオチは予測が付きやすいのですが、オチの驚きというよりは過程が面白く、何より読後感がものすごく気持ちいい。ラストの屋上の決闘も清々しいものがあるし、ハイキックの伏線回収も秀逸。全体的な構成が上手くて、商業誌に載っていても全く遜色ないレベル。いやいや、これはすごく面白かったですよ。このサークルの同人誌は今後とも追っかけていきたいですね。




『あしたの行方』 Eight Million HIDE

同じ1日を繰り返す世界から抜け出せなくなった男女の物語。いわゆるループものであり、題材的にも話の展開的にもすごく王道。それに付け加えベタなラブコメな訳ですが、だがそれがいいのです。キャラ造形も金髪ツインテールのニーソでツンデレお嬢という素晴らしきベタ具合なのですが、ここまで王道を突き進んでくれれば、それはそれで素晴らしいのです。ループ世界ってジュブナイルの味がするよねって感じで、青春しているストーリーも気持ちよく、安心して楽しめるエンターテインメント漫画という感じでした。個人的な好みもあって面白かったです。






『I am pretty boy』 f 2+ 3710/MIYA

今回のティアズマガジンに紹介されていたこの同人誌。女装本と聞いて飛んで買いに行きましたよ。JUNE配置のサークルさんでもあり、内容は普段自分たちが読んでるような男性向けの萌え要素たっぷりの女装モノとはやはり毛色が違います。あくまで男性同士という前提ありきでの、BLの延長線上としてある女装。自分が今まで見てきた世界とは別の世界だったので、新鮮な驚きと新たなる扉を開いた感がありましたよ。男同士という前提が色濃く出ている分、その倒錯感というか背徳感みたいなものは強く感じましたね。逆にそこが面白かったりもするのですが。





『色は思案の外』 まよいばし 上青木のり/鳥居ひっし

今回、このサークルの同人誌は既刊含め3冊買ったのですが、そのどれもが個人的にヒット。ギャグ要素が多くドタバタコメディが非常に楽しいのですが、中でも新刊となるこの同人誌が一番面白かったです。ヤンデレヒロインによる百合コメなのですが、片想いの女の子のために暴走して空回っていく姿が最高に楽しいです。欲望に正直にクンクンしたり、鼻血をたらしたりするヒロインはやはりいいものですよ。







『花と銀色』 ひよよトリ 遠山曜

もうね、これは完全に表紙への一目惚れ。前髪ぱっつん黒髪セーラー服少女最高と言わざるを得ない。最近だと喰霊の黄泉とかけいおんの澪とか素晴らしいわけですが、この漫画のヒロインも素晴らしき前髪ぱっつん具合。しかも、眉をハの字にして、困り顔や赤面顔なども見せてくれて、それがまたグッと来るものがあるのですよ。とある写真館を舞台にした代理店番と女子高生の交流を描いた物語なのですが、何はなくともヒロインの可愛さに尽きるなと。最後の方に見せてくれる笑顔も印象的で、さらにこのヒロインのことが好きになれること間違いなし。これは続編も気になる内容ですね。





『金魚すくい』 耳鳴り ナオイ旭

これも表紙絵の雰囲気の良さに惹かれたという部分があったのですが、中身を読んでみたら『それでも町は廻っている』的な雰囲気があって面白かったです。おバカな女子高生が子供みたいなノリで場を引っかき回すんだけど、年相応の色気もちょっとだけあったりして少しだけドキッとしてしまうような、そうでないような。ひょんな事で知り合った小学生の少年との交流も面白く、年上女性との出会いにドギマギ……とまでは行かないけど、なんだかムズムズしてしまうような空気も持ち合わせていていいですね。






『東京戦国DUSH』 ギャラリー・フェイク。 わだぺん。

東京の街をサイクリングする紀行文的同人誌。作者自身が体験したサイクリング談を萌えキャラ3人に語らせている感じです。この同人誌では練馬から皇居までの道のりを描いているんだけど、肩肘張らずにものすごくのんびりと、良い意味での緩さがあっていいんですよね。迷い道しながら、その行く先々で見つけた小さな発見みたいなモノが面白いですし、何よりサイクリングしている上でのその楽しげな雰囲気には共感できる部分があるのです。皇居に行くまでの道のりを事細かに説明するでもなく、皇居について解説するでもなく、純粋に見聞きして感じたモノがゆるーく描かれていて楽しいなぁと。





『校長と教頭』 ROOM#310 310

タイトルの通りに、表紙絵の二人、校長と教頭がボケとツッコミを繰り返す4コマ漫画。教頭の冷酷無比な鋭いツッコミと、それを受け続ける校長という凸凹な二人が何だかんだで相性良くて非常に楽しめる内容になってます。デレを全く見せない教頭の冷酷なところとか大好きすぎます。そのまま、まんがタイムとかに載っていても全く遜色ないレベルで面白かったですよ。








『1+余計な誰か』 はしくれ工房 こう1

サイト上でも公開されているモノに新作エピソードなども追加されたオフセット本。このサークルさんの漫画はかなり前から追い掛けていて好きなのですが、このシリーズも大好きです。不合格通知と共に現れた守護精霊トマソンちゃんと主人公の物語なのですが、落ちモノの皮をかぶったギャグ漫画で、非常に笑えます。秀逸だったのはリアル頭身になったあとのオチとか。新作4話の話もリアル頭身ネタで面白かったです。
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


今週の『うそつきパラドクス』が、これまた辛抱たまらん訳でして

2009/05/08 19:04
いやぁ、相変わらず『うそつきパラドクス』が面白い! 最近ヤングアニマルを読むときは、まず真っ先にこの漫画から読み始めるのですが、何というか読んでいて辛抱たまらんモノがあるわけです。

この漫画を読んでいてものすごく身悶えてしまうのは、好きな娘に意地悪したいという願望と、好きな娘に意地悪されたいという二つの矛盾する願望を同時に叶えてくれる部分があるからなんですよ。

ヒロインの栖佑さんはものすごく女の子らしくて可愛らしく、おっぱいもたゆんたゆんで、男心をくすぐる要素が満載。そして全体から漂う嗜虐心をくすぐる空気には、ものすごくそそられるモノがある訳です。自分の中にある女の子をいじめたいというSの部分をものすごく刺激して止まないキャラなのですよ。彼氏がいる栖佑さんを抱きしめたい、抱き伏せたい、奪ってやりたいと思う衝動。

しかしそれとは別に、普段弱腰な彼女が一転して攻めにまわってくるという部分での意外性も持ち合わせているキャラなのです。それは同時に自分の中にあるMっ気をも刺激してくれて、いじめたいけどいじられたい、からかいたいけど弄ばれたいという、矛盾した二つの願望を満たしてくれるのです。彼女の中にある二面性と自分の中にある二面性とが見事に合致する快感をも感じるわけですよ。この相反する欲望を同時に満たしてくれるという部分で、この漫画は大変素晴らしいと思うのです。

つまりは何が言いたいかというと、今週の話における手を縛られた状態での手コキが大層素晴らしかったという事なのです! 先ほどまで八日堂が攻めていたはずなのに、いつの間にか攻められていたという、この逆転現象における高揚感。願わくば、今後目隠しプレイとかあったのなら最高だと思うのですが。目隠ししてもよし、目隠しされてもよしというこの魅惑の二択とかどうですか、一つ!
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0


鷲宮神社は今日もオタクだらけだった

2009/05/06 15:49
アニメの聖地巡礼というと、おねがいシリーズの木崎湖、ひぐらしの白川郷、涼宮ハルヒの西宮、最近だとけいおんの京都などが有名ですが、ここ最近で一番メジャーな地といえば、やはり「らき☆すた」の鷲宮でしょう。地元をあげての町おこしとしてその舞台を活用していこうという姿勢が、アニメ放映後かなり経った今でも多くの人を惹きつけている部分もあるのでしょうね。

自分も舞台探訪するのが好きな方ですが、鷲宮はあまりにもメジャーになりすぎた感もあり行ってませんでした。ただ、このゴールデンウィークにコミティアに行くついでもあったので、初めて鷲宮に行ってきましたよ。


 

おなじみ鷲宮神社前。ゴールデンウィーク中ということもあり、結構な人でにぎわっていました。ただ、明らかに一般参拝客5%、他すべてオタクという感じでしたが。神社前にある茶屋の黒板にはらきすたの絵が描かれ、メニューはらきすたにちなんだ食べ物ばかりという、地方の町にはあるまじきオタクへの染まりっぷり。

 

駐車場を見渡せば、痛車のオンパレード。10台くらいは集まってましたが、痛車のミーティングかオフ会でもあったのでしょうか。

そして、こうした聖地巡礼の地となる神社の楽しみはやはり絵馬。キャラが描かれた痛い絵馬の数々を見て回るのが非常に楽しいところなのですが、鷲宮神社の絵馬もそれはもう大変なことになっておりました。


 

鷲宮神社の絵馬といえば、やはりこの方、もてぎさん。絵馬一つで『ハヤテのごとく』にまで載ってしまったというそのクオリティ。実際に見てみると絵馬の一つ一つが作品という感じで、その描いている枚数、その上手さともに他を寄せ付けないモノをもっておりますね。今回見に行った最新のモノは75枚目で、100枚の大台に乗る日もそう遠くないのではないかと。

 

この絵馬もすごかったのですが、手書きならぬ手彫りの絵馬。彫刻刀で手彫りしているのか、機械的に加工してるのかよくわかりませんが、ネタを通り越して一つの作品として鑑賞できるレベルになってきてますよ。

 

 

 

他にもクオリティ高い絵馬揃い。もてぎさん同様に、一人で何度も参拝し、何度も絵馬を奉納している人が多数いるのも面白いところですね。一般の参拝者にドン引かれない程度に、節度を守りつつも続いていけば面白いところですが。
記事へ驚いた ブログ気持玉 500 / トラックバック 2 / コメント 4


報われぬ片思いキャラ市場に新キャラ参戦、『“文学少女”見習いの、初戀。』

2009/05/03 16:54
画像
『“文学少女”見習いの、初戀。』 野村美月 ファミ通文庫

本編が完結し、あとは短編集がちょこちょこと発売されていくだけかと思っていた“文学少女”シリーズにまさかの外伝登場。遠子先輩が卒業し、心葉が3年生へと進級した学校を舞台に繰り広げられる物語。そしてタイトルにあるとおり、“文学少女”見習いたる新入生の菜乃が新キャラとして加わり、文芸部の新入部員として遠子先輩なきあとの文芸部を彩っていくわけです。

しかし、この『“文学少女”見習いの、初戀。』というタイトル、なんという直球どストレート。そうなのです、この外伝は“文学少女”見習いである菜乃の初恋の物語なのです。そして遠子先輩なきこの文芸部において恋をする相手は唯一人、そう心葉に片思いをする後輩という王道ストーリーが展開される訳なのです。

しかし、本編ラストまで読んだ読者なら分かるはずですが、菜乃の初恋は絶対に実るものでないことは最初から明らか。叶わぬ恋、報われぬ恋だと最初から読者に提示した状態で始まるこのストーリー。しかも、“文学少女”シリーズにおける報われない片思いキャラ市場は琴吹さんの独占状態であり、個人的にも琴吹さんがいてくれれば切ない片思いで甘酸っぱい気分に浸るのには充分だと思っていたのですが、ところがどっこい、この菜乃という新キャラも素晴らしい片思いっぷりを見せつけてくれるわけです。

遠子先輩と心葉の別れのシーンに偶然出くわした菜乃。泣きながら遠子先輩の名前を呼び続ける心葉に胸を打たれた菜乃の初恋はここから始まるわけですが、それは遠子先輩を強く想う心葉の気持ちに、恋するという気持ちそのものに心を打たれたとも取れるわけです。それはまさに「恋に恋する」状態だったのかもしれないし、恋愛への憧れが含まれていたのかもしれません。

しかし、高校に入学し心葉に再会してからの菜乃の恋心の加速は初恋の甘酸っぱさに満ちあふれており、オレの心を激しく揺さぶるのです。好きな人の事を想って胸を焦がし、好きな人の笑顔に触れ胸をときめかせ、好きな人に想い人がいることを知って胸を切なくする、そんな恋心の数々にどうしようもなくやられてしまうわけです。

そして、琴吹さんとはまた違った報われない片思いキャラとしての魅力を発揮するのは、菜乃というキャラが一度や二度の挫折ではめげない明るさを持ったキャラだということ。心葉に振られるのは最初から分かっていたことなのですが、そこからの反逆と、心葉につれなくされるようになってからの奮闘ぶりは琴吹さんとはまた違った魅力を感じるのです。

そして、好意を惜しげもなくさらし出す菜乃と、つれなく相手する心葉という構図が、遠子先輩なき放課後の文芸部の姿として定着していくのにワクワクした感情を抱いてしまうのもまた事実。琴吹さんに対しては決して見せないようなツッケンドンな心葉の態度も、素の自分を出せる相手という意味では、遠子先輩と同格となれたとも言える訳で。この恋の行方は前途多難ですが、どのような形に行き着くのかは非常に楽しみな所です。

しかし、序盤ですっかり菜乃の初恋部分で心奪われた感があっただけに、本編で二人の関係についての進展が全くなくなってしまったのが残念なところ。本編はいつも通りの“文学少女”シリーズの文法にのっとった展開で、幾重にも張り巡らされた人間関係とミスリードの罠。そんな展開を紐解いていく楽しみに満ちており読み応えも充分でした。ただ、序盤で菜乃に感情移入を強くしていた分、「曾根崎心中」の話に物足りなさを感じてしまったのも正直なところ。

しかも最後の最後に、これまた衝撃的な心葉のセリフや、美羽視点での菜乃批評など、今後の展開を楽しみにさせるモノが用意されているのだから、これがまた憎らしいやら。間違いなく、次巻への期待が高まった次第です。

しかし、次は外伝の続編ではなく、短編集とな! まぁ、それはそれで今回いいところのなかった琴吹さんの話も出てきそうですし、楽しみに待ちたいところです。
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


MotoGP観戦にもてぎへ行ってきました

2009/05/02 22:10


先週末ですが、MotoGPを観戦しに栃木のもてぎまで行ってきました。ここ数年は毎年欠かさず行っており今年も連続観戦記録を更新。今年は春開催ということで、事前準備というかチケットの確保をしてなかったので、ギリギリまで行くかどうか迷っていたのですが、高速1000円になったこともあり車で行けば交通費を浮かせられる事もあったので、車で行きました。ただ、高速使っても片道8時間はかかる道程なんで、疲労度は高いのですがね。

例年はツアーを使って土曜の予選からの観戦なのですが、今回は移動に土曜日を丸一日使ったので、決勝のみの観戦。しかし、土曜の予選が雨のため中止というあり得ない事態になっていたので、逆に運が良かったのかも。

決勝当日は朝から横殴りの雨が降っていてテンション落ちまくりだったのですが、125ccの決勝レースが行われる頃にはすっかり快晴となっており、テンションも急上昇。見応えのあるレースも多く満足のいくMotoGP観戦でしたよ。

ちなみに今回は1コーナーよりのC席にて観戦。ここは最終コーナーから1、2、3、4コーナーまで全体を見渡せて幅広く楽しめるのはいいとこですね。ホームストレートエンドの1コーナーでのパッシングシーンも面白いですし。あとはスタート時に高まるエキゾーストノートに身震いできるのもいいところ。もてぎはすり鉢状のオーバルコース併設というサーキットのため、音が反響し合うというかこもるようなところもあって、スタート時の迫力が更に増すような感じ。生で観戦する一番の興奮は、この音による臨場感だというのはやはり間違いないですよ。

 

MotoGPクラスはロレンソの優勝でしたが、個人的に大好きなロッシがホールショットを決めて途中までトップを走っていただけに、ロレンソに抜かれたのは残念。ただ、2位争いで、ペドロサとのデッドヒートに勝ったのには痺れました。抜かれては抜き返し、抜かれては抜き返すあのロッシのスイッチの入りっぷりにはゾクゾクきましたよ。


250ccクラスは青山博一が途中までトップを守っていたのですが、惜しくも抜かれ2位に。地元凱旋優勝ならずで残念でした。ここ最近日本人の地元優勝を見てないので惜しかったです。写真は、レース終了後の会見を終えピットに戻る際、観客に手を振る青山。

 

ホンダのグランプリ参戦50年を記念して、レース前にセレモニーが行われたのですが、その中で往年の名ライダーフレディー・スペンサーが登場。自分がまだWGPと呼ばれていたロードレースを見始めたのは90年代初頭で、レイニーとシュワンツがガチンコバトルしていた時代。辛うじてローソンやガードナーが走っていたのを見たくらいなので、スペンサーといっても時代が違うんですよね。でもまぁ、見聞きしてその偉大さは知っているので、その姿を生で見れたのは良かったです。
記事へブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2


<<  2009年5月の記事  >> 

トップへ

DAIさん帝国 2009年5月の記事/BIGLOBEウェブリブログ