DAIさん帝国

アクセスカウンタ

zoom RSS ドラマ化されてもおかしくないこの漫画、『午前3時の無法地帯』

<<   作成日時 : 2009/09/23 21:59   >>

かわいい ブログ気持玉 10 / トラックバック 0 / コメント 0

画像 画像 画像

『午前3時の無法地帯』全3巻 ねむようこ Feelコミックス

オレ内部ねむようこ祭り開催中ということで、『ペンとチョコレート』を読んだ勢いに任せて買ってきました、『午前3時の無法地帯』全3巻。完結巻である3巻が『ペンとチョコレート』1巻と同時刊行だったようですが、完結してるのをまとめて読めるのもタイミング良かったですね。そして一気読みしてみた物語はやはり面白かったです。

主人公ももこはイラストレーター志望のデザイン事務所勤務。しかし、そのデザイン事務所はパチンコ店向けのPOPデザインなどを手がけるところで、思い描いていた仕事とは何か違う。うるさく怒鳴り散らす営業に、夜中になるとズボンを脱ぎ出す同僚。朝も夜もなく、午前3時だろうが絶賛フル稼働の職場。労働基準法などとは無関係の無法地帯、それが主人公の努めるデザイン事務所だったのです。そんな環境の中、「いつかやめてやる」という思いを胸に働く主人公の恋と仕事の物語になっております。

『ペンとチョコレート』もそうなんだけど、この作者は職場を舞台にした漫画を描くのが上手いですよね。もちろん、自身の体験を元に描いているだけに、リアリティがあるのは当然のことなんですが、等身大の主人公像に共感を抱きやすいんですよ。職場を舞台にしているからといってバリバリに仕事をしているかというとそうでもなく、かといって仕事からの逃げ意識があるかというとそうでもなく、フラットな感じが心地いいのです。「恋に仕事に頑張る女性は格好いい!」的な強迫観念めいたものがなく、今自分のいるポジションの中で精一杯やって小さな幸せや満足感を得るという主人公像が凡人たる我々読者にしてみれば非常に安心感を与えてくれるのです。

この漫画でも、最初は辞めることばかり考えていた主人公が、長くいる間にすっかり周りの面々に馴染んでいき、社内での自分のポジションを得ていき、最初はいやがっていた仕事でさえ、小さなやりがいや達成感を感じるようになっていくのです。決して大きな仕事ではないし、がむしゃらにやった結果ではないんだけど、そうした小さな事の積み重ねこそが実際に働いてる者としては共感を抱きやすいんですよね。

そして共感を抱くという部分ではやはり職場での恋愛事情、これですよ。この作者はホントに仕事に恋愛を絡めて描くのがうまいです。つらい仕事の中で恋愛事を励みに頑張ろうとする気持ちや、逆に落ち込んで仕事どころではなくなる気持ち。振り回したり、振り回されたりする過程や、周りの社員達がそれを見て囃し立てたり、気をもんでみたりするのもよくある光景。しかし、このよくある光景こそがこの漫画の醍醐味でもあるのかもしれません。総じてコメディタッチで描かれ、恋愛事情がディープになりすぎないのも読みやすさの手助けになってますし、すらっと読めてしまいながらも、読み応えは充分にあるのです。

働く女性の恋愛ということで、そのオシャレ感に男性読者的には後込みしてしまいそうになりますが、全体的にコメディ調で男性でもさらりと読めてしまうのも良いです。3巻で完結していますが、もう少しすったもんだがあっても良かったかなという物足りなさがある一方、さらりとまとめて終わってくれた軽やかさが心地良い部分もあったり。何にせよ、面白い漫画でありました。

あと余談ですが、この作者って岐阜出身なんですよね。作中に出てきたパチンコ店が実在のMAXグループにしか思えないのですが、どうなんですかね。

ねむ「午前3時」新シリーズ、ヒロインは地味なメガネっ子

おお、続編がフィールヤングで連載開始されてるのね。これは期待。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 10
かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ドラマ化されてもおかしくないこの漫画、『午前3時の無法地帯』 DAIさん帝国/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる