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zoom RSS この透き通るようなストーリー群に魅了される、『空声』

<<   作成日時 : 2011/10/04 00:30   >>

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『空声』 こがわみさき 電撃コミックス

電撃大王GENESISで連載されていた1話目を読んですっかり魅了された『空声』の単行本がいよいよ発売ですよ。いやぁ、これはいい、すごく良い! こがわみさきさんのマンガってこれまでそれほど触れてこなかったのですが、この透明感あふれるピュアなストーリーはホントに素晴らしい! そのタイトル通りに澄み渡る綺麗な青空を連想させるような珠玉のストーリー群。

しかし実際にはそのタイトルから想起されるような「空に響く声」という題材のお話ではなく、むしろ「空(から)の声」といった方がしっくりくるかもしれません。オムニバスストーリーで語られるのは、少年少女達の声に出せない声や音をテーマにした物語。空耳に聞こえてしまう音、口パクだけで伝わらない言葉、声がかすれて伝わらない気持ち。伝わらない想いという点で共通するこれらのオムニバスストーリーはそのどれもが胸をキュンとさせるような素敵な話ばかりであり、読後感も爽快な物語達なのです。

ラスト2作は少し不思議なファンタージー系のお話となっておりますが、最初の3作品には何とも胸キュンさせられます。中でも一番最初に収録されている作品にはものすごく引き込まれるモノがあるんですよね。

トランペットの上手いヒロインは、吹奏楽部で演奏する時に一人だけ音が走ってしまいみんなから浮いてしまう。そんなフラストレーションのたまったヒロインが河原でトランペットを吹いていると、訳ありそうに傷だらけの体をした小太鼓を持った小学生と、訳ありそうに泣きながら切なげに歌を歌い出す女子高生が集まってきて、共に演奏することに。

 

この突拍子もない流れが、良い意味で強いアクセントとなっており、物語へと一瞬で引き込んでくれます。音が人を呼び、人が集まって和声を生み出す。それだけの話なのですが、ものすごく心地よくて気持ちいい。

この物語に登場する誰もが何か訳ありなのですが、それは重大な秘密を隠し持っているような悩み事でなく、日常における些細な悩み事ばかり。しかし、当人達にしてみればそれは一大事であり、そんな迷った想いを歌に音にぶつけてはき出し、それが一つの音へと重なっていく事に対する気恥ずかしいようなこそばゆさがたまらなく嬉しい感じがするのです。河原で演奏しているということ自体からして青春していてたまらないですよね。

この物語に続く二篇のお話も気持ちの良いラブコメストーリーで胸が高鳴るものがありました。そして、最新の電撃大王GENESISでは新連載も始まっており、こちらも期待大。今後も追い続けていきたいですね。

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