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zoom RSS 体は温泉で出来ている、血潮は硫黄で心は乳白

<<   作成日時 : 2012/01/16 22:54   >>

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どこか遠くへふらりと旅に出るのが好きな自分ですが、旅行に行くと大抵その土地の温泉に入ってきます。むしろ、温泉目当てで旅に出ることだって数知れず。いやぁ、冬場の温泉は良いですよね。温泉につかってるとそのまま溶けて温泉になってしまいたいとさえ思います。

そんな感じで、年末から年始にかけての1ヶ月の間、やたらと旅に出かけては温泉まみれになっていたのですが、備忘録として行った温泉をまとめておくこととします。


信州田沢温泉 ますや旅館

 

登録有形文化財にもなっている木造3階建ての温泉宿。もうね、この言葉の響きからして温泉好きを震わす魅力にあふれているじゃないですか! 冬のボーナスも出たし頑張った自分へのご褒美とかばかりに、少々奮発して泊まりで行ってきました。予約する時に3階の良い部屋を頼むとお願いしていたら、この宿で一番良い部屋である藤村の間を用意してもらえて嬉しい限り。まぁ、自分が行った日は完全なシーズンオフで、自分以外にもう一組しか泊まり客がいない日だったってのもあるのでしょうが、一人旅客にこんな良い部屋を用意してくれてありがたいです。


 

この部屋の名の通り、この宿はかつて島崎藤村が逗留し『千曲川のスケッチ』の構想を練ったと言われるゆかりの宿なんですよね。島崎藤村が滞在していた部屋が藤村の間なのですが、当時の茶だんすや机がそのまま残っているのも何とも感慨深いです。8畳二間の間取りで、その部屋をぐるりと回廊が取り囲んでいるという、まさに高楼の宿。昔ながらの木造作りで、冬の時期はすきま風がピューピューと入ってくる年代物の宿。なんだか、田舎のじいちゃんの家を思い起こさせるような、そんな宿なのです。

冬場の泊まりだと部屋を閉め切って暖房全開にしてもそれでも寒いという状況で、快適さを求める人にはとてもお勧めできませんが、そんな部屋でこたつに入り丸くなりながら、部屋だしの食事に舌鼓を打つのも趣深いってなものですよ!

温泉は微かに硫黄の香りをさせる柔らかい温めのお湯で、長湯するのには最適。しかし、冬場の露天風呂でこの温めの湯はなかなか厳しく、内湯で長湯するのが最適です。外湯である有乳湯の泉質も素晴らしく、こちらにも是非赴くべきでしょう。石畳の道で下駄をならしながら散歩するのも気持ちいいもの。寂れたという表現ではなく、鄙びた温泉という表現が圧倒的に似合うそんな風情たっぷり。温泉好きが求める要素がぎゅっと凝縮されており、すべてにおいて大満足。素晴らしい温泉にして温泉宿でした。ここは常宿として何度も訪れたい場所ですね。


信州別所温泉 柏屋別荘


 

信州の鎌倉とも呼ばれる別所温泉。この温泉は外湯が風情あって有名なのですが、過去に行ったことあるので今回はあえて旅館の風呂に入ろうということで、臨泉楼柏屋別荘で日帰り入浴してきました。木造4階建ての温泉旅館。木造4階部分に宿泊できる数少ない温泉宿の一つでもあります。ここのお風呂は浴室の床が畳敷きになっているという非常に珍しいもの。これはこれで面白く風情有りますね。ほのかに硫黄の香りをたたせる単純硫黄泉の湯は源泉掛け流しで、泉質としても申し分なし。よいお湯でありました。この宿は庭園のつつじが有名で、花咲く時期に日帰りで来るのもいいんでしょうね。


伊豆湯ヶ島温泉 河鹿の湯


コミケで上京する途上、せっかくだからと寄り道して行ってきました。本当は湯本館で日帰り入浴したかったのですが、年末の繁忙期で断られてしまい入れずに残念。代わりに湯本館の隣にある共同浴場の河鹿の湯に入ってきました。代替え的な感じで行ったので、正直それほどの期待をしていなかったのですが、これがまた期待を裏切るよい共同浴場なんですよ。無色透明の熱めのお湯なんですが、湯口からはすごい勢いでお湯があふれ出してきており、惜しげもなく掛け流しにされるその湯量に圧倒されます。浴室の窓を開けるとそばには川が流れており、そのせせらぎを聞きながら、何度も繰り返し温泉に入って堪能するのが気持ちよいです。温泉の共同浴場風情がたっぷりで、ここはここで入れてよかったなぁと。

 

ちなみに湯本館は、川端康成が『伊豆の踊子』を執筆した宿としても有名であり、日本秘湯を守る会の宿でもあります。ここの露天風呂も入ってみたかったので、機会があればまたチャレンジしたいところですね。


伊豆北川温泉 黒根岩風呂

 

コミケ3日目を終え、明けて新年。そのまますんなり東京から帰るのももったいなかったので、初日の出を見ようということで、伊豆急の臨時快速「伊豆初日の出号」に乗って伊豆半島まで行ってきました。片瀬海岸で初日の出を拝んだ後、すっかり冷え切った体を温めようとのことで、新年初温泉としてこの北川温泉の黒根岩風呂に入ってきました。さすがに温泉に入りながら初日の出を見ようという客で溢れておりましたがね。

しかし、この温泉の開放感は素晴らしく、温泉に入りながら目線の先に海を眺められる絶好のロケーションは素晴らしいの一言。しかも初日の出も眺められると来れば、それは多くの人もやってくることでしょう。新年一発目の温泉としては良い温泉に入れたかなぁと。


伊豆下田河内温泉 金谷旅館


 

新春温泉巡り2湯目。日本一の総檜大浴場と銘打った千人風呂が売りのこの宿ですが、そんな風にうたうだけあって、素晴らしい大浴場です。元々は温泉プールだったようで、まさに泳げるほどの広さと深さを兼ね備えた千人風呂。かつてはコンクリートタイル張りだったのを総檜の浴場に変えたようで、それはまさに正解であったなぁと思わせます。酸ヶ湯の千人風呂も圧巻ですが、あちらは総ヒバ造りに対して、こちらは総檜。また別種の感慨がありますね。

ここの千人風呂はとにかく広くて歩行浴出来るくらいなのですが、その広さ故に場所によって熱いのから適温、温めと各種の温度を一つのお風呂で体験できるのも面白いところですね。


伊豆湯ヶ野温泉 福田家


 

新春温泉巡り3湯目。『伊豆の踊子』の舞台としても登場した、川端康成ゆかりの宿、福田家。日本秘湯を守る会の宿でもあります。ここの有名なお風呂と言えば『伊豆の踊子』作中にも登場したという榧風呂。ここの浴室の作りは面白く半地下となっており、脱衣場を出ると浴室まで階段で下りていく事になります。浴槽は真四角の枡形になっており外部は石張りの石造り、内部が榧の造りになっております。浴室の壁には意匠豊かなタイルが貼られており、全体として独特で味わい深い空間となっております。ここは日帰り入浴で行くと貸し切りにしてくれるので、気兼ねなくのんびりと入っていられるのは嬉しいところですね。


乳頭温泉郷 孫六温泉


 

冬になると、毎年のように思い立つ。そうだ雪見温泉に行こうと! ということで、1月7〜9日の3連休を使って秋田の温泉を湯巡りしてきました。そして1日目の宿にしたのがこの乳頭温泉郷の孫六温泉。本当は鶴の湯に泊まりたかったのですが、2ヶ月前に予約したら既に満室という人気っぷりで無理だったのですよね。

ただまぁ、乳頭温泉郷は個性豊かな温泉が数多く存在し、ここ孫六温泉もその一つ。冬場になるとこの温泉に向かう道が一つしかなく、しかも途中からは歩いていかなければいけないという、乳頭温泉最奥の秘湯。ただ、今回は運良く宿の人が通りがかったので、軽自動車に乗せてもらい宿まで行きました。しかし、途上の道は遊歩道ほどの幅しかないのに、軽自動車で爆走していくのはジェットコースターみたいで凄かったです。

また、そんな山奥の宿ですからテレビもなければ携帯の電波だってドコモしか届きません。やることがない宿ですが、ここには飽きるほどの温泉がある! 自分の背丈よりも高く降り積もった雪の壁に囲まれながら入る雪見露天風呂と来たら格別の趣。内湯と露天風呂で泉質が違うようで、様々なお湯を楽しめるのも嬉しいところ。露天風呂は一つがかなり熱めでしたが、川近くの方が適温で、どれだけでも入っていられそうな良い温泉でしたよ。


乳頭温泉郷 蟹場温泉


 

乳頭温泉郷2湯目。日帰り入浴にて利用。ここの露天風呂も野趣に溢れており、宿から一度外に出て多少歩いて行った先にこの露天風呂があります。宿から少々離れてるだけあって周りには何もなく冬場は一面の銀世界の中での雪見温泉を堪能できます。乳頭温泉というと乳白色の湯を真っ先に想像しますが、ここの湯は無色透明で白い湯の花が舞っており、乳頭温泉らしからぬとも言える温泉。

しかし、この森の中に存在する露天風呂のロケーションはあまりにも開放的で最高。特に冬のこの景観の素晴らしさは言葉では言い表しがたいです。混み合っている鶴の湯に比べて、比較的人も少なくゆっくりと堪能できるのも嬉しいところですね。


乳頭温泉郷 鶴の湯温泉


 

乳頭温泉郷3湯目。乳頭温泉郷の代表格にして、雪見の露天風呂といってまず真っ先にイメージされるのがこの鶴の湯なんじゃないでしょうか。それほどまでに、この乳白色の湯と雪景色のコントラストの美しさは何とも言い表しがたいものがあります。ただ、あまりにもメジャーになりすぎて、こんな雪の山奥だというのに多くの人が訪れているので、日帰り入浴でゆったりのんびり過ごすのは難しいのかもしれません。やはりここは泊まりで来たいところですね。

登録有形文化財にもなっている本陣の茅葺き屋根の建物。雪景色に彩られた露天風呂。そのどれもが素晴らしい。露天風呂は底が砂利になっており、そこからぷくぷくと泡が出て温泉が湧いてきているのが分かるという極上の温泉。青みがかった乳白色の湯も温泉情緒たっぷり。今回は時間の関係で露天風呂しか堪能できませんでしたが、内風呂もそれぞれに素晴らしいものを持っているので、それも堪能したいところ。やはりいつかは泊まりがけで来たい温泉でありますな。


秋田 日景温泉


 

日本秘湯を守る会の宿でもある一軒宿。秋田青森県境に位置し、昔ながらの湯治場風情をふんだんに残している宿です。今回はここにも宿泊したのですが、値段が手頃の割には抜群の温泉と宿の雰囲気があり大満足でした。湯治部の旧館館内はまるで木造校舎のような装いで風情抜群。ロビーには薪ストーブが焚かれ、暖房の前にはこの宿の名物でもある飼い猫が鎮座しており、何とも心和みます。

風呂場は太い梁が張り巡らされた高い天井と、石張りの床、総ヒバ造りの浴槽、そして青みがかった乳白色の硫黄泉で温泉情緒満点。舐めるとしょっぱくも苦い。そんなお湯が掛け流しされている贅沢な温泉。露天風呂もありますが、風情という点では内風呂の方が圧倒的でしょう。湯治部の方にこじんまりとした浴室もあるのですが、こちらもまた素晴らしい泉質で大浴場よりも温めのお湯でまったり堪能できます。鶴の湯に似た乳白色のお湯でもあり、そういった意味でも満足度が非常に高いです。いやぁ、ホントに良い温泉宿でした。

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