物語の展開と共にオレのニヤリングもクライマックス、『狼と香辛料』5巻

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『狼と香辛料』5巻 支倉凍砂 電撃文庫

ドナドナド~ナ~、売られてゆくよ~、ということで、今度のロレンスの商売のポイントは人身売買! これまで貨幣相場だったり武器相場だったり鉄鉱相場だったりと商いのタネは色々ありましたが、とうとうロレンスが手に出してしまったのが奴隷商! 大きな金を得るためにロレンスが質草として差し出したのはもちろんホロだったー!?

……と、電撃hpに載ってた5巻紹介(一部誇張)を読んでたら妄想が加速し始めて、「すわっ、売られてしまったホロが性奴隷に!?」という妄想に行き着いてしまいましたが、オタとしては正しい妄想の仕方なのかもしれませんが、一般人的に見てそれはどうなのかと。

まぁ、そんな脱線妄想話はさておき、ホロかわいいよホロも5巻目です。これまで何となくタイミングを外して感想を書いてきておりませんでしたが、このシリーズ大好きです。3巻での「やさしくしてくりゃれ」にはもうどんだけニヤリングしまくったのかと! どんだけ悶え転がったのかとっ!

このシリーズの最大の面白さはやはりホロとロレンスの軽妙なやり取りである所は皆さんもご存じの通りだと思いますが、それは今巻も健在。むしろバカップルぷりに拍車がかかりつつある今巻の二人のやり取りの数々は、もうそれだけでオレのニヤリングをマックス状態まで引き上げてくれます。これだけでもうオレのニヤリングはクライマックスです!

1回読んだ後に再度読み返してみても、ホロとロレンスの会話シーンのページだけに付箋を付けていって、そこだけを連続して読んでいきたいほどにもう大好き。ホロに「くふ、ぬしは本当に可愛いのう」と上から目線で言われる度にっ、オレの頬がっ、もうっ、どうしようもなくっ、ニヤニヤニヤニヤとっ!

これまではホロにからかわれてすぐに体を硬直させ照れてしまっていたロレンスも、慣れてきたのか成長したのか、ホロの言葉に上手く返しの言葉をいれれるようになった点がこれまでと違うポイント。いつもホロにやりこめられていたロレンスの下克上とばかりに、何とかホロを羞恥の色に染めさせてやりたいと反撃する健気なロレンスも良いですが、結局はやりこめられて羞恥の色に染まるのはロレンスという構図もこれはこれで素晴らしいのです。

そして、この「慣れ」とか「成長」とか「変化」がこの巻における重大なキーワードで、ホロとロレンスのじれったい関係にもようやく動きが出てきました。

普通に手を繋ぐだけでなく、指を絡め合って手を繋ぐ二人なんだから、もうとっとと体の関係結んじゃいなよ、と思う部分もある反面、そこまで行き着いてないからこそのじれったさともどかしさから生まれる寸止め感もこれまたよし。

あと、ホロとの旅の中で女性との会話のツボを心得たのか、ロレンスのモテ期が到来。酒場の娘さんといい、エーブといい、なんだかいい感じになってて、そりゃホロも嫉妬するってもんでしょう。しかし、この作品で会話というのはものすごく重要なポイントで、機転が効いてシャレも効いてウィットに富んだ会話の応酬ってのは読んでても楽しいですよ。

物語的にはホロとロレンスの関係という主軸とは別に、やはり商売絡みでも話が進んでいきます。ただ、読んでてこれはどうあっても丸く収まるわけはないだろうというのは読めるのですが、そこはまぁ王道展開って事で。当初妄想した人身売買絡みの話は全く発展せず、むしろメインはエーブとのやり取りって感じでしたね。なんだか次巻以降に引き続きそうなので、商売絡みでどのようにひっくり返すのかは楽しみ。

あと、ホロとロレンスとのやり取りの中でホロの弱点が尻尾というくだりが出てきて大・興・奮。やはり耳やしっぽのついてる獣っ娘キャラはしっぽや耳が弱点というのがエロ、萌えの世界による常識。しっぽをなでられて「もっとやさしくしてくりゃれ」と上気した感じで言うホロに期待。

あと期待したい展開として、今回のロレンスの告白をその後ずっとからかいのネタとして使うホロにも期待。「あの時の真摯な目で告白してきたぬしはホントに可愛かったのにのぅ」みたいな感じで是非!

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