くどさを感じさせないハーレム漫画の傑作、『陰からマモル』3巻

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『陰からマモル』3巻 まだらさい/阿智太郎 MFコミックス

主食がラブコメである自分ですが、これまで読んできたラブコメ漫画もジャンルは様々です。オーソドックスなモノからベタ一辺倒の王道ラブコメ、ストーリー寄りのラブコメからエロコメまでと細分化していけばいろいろと分けていくことも出来ます。そんな中で王道として確立しているジャンルの一つとしてあるハーレムラブコメ。

美少女がわんさかと出てきて、冴えない主人公がなぜかモテモテになっていくというアレですよ。このパターンのラブコメはエロコメに近づいて行きやすい部分も強く、小難しいことを考えずとにかく頭空っぽにして楽しむのがベストという部分が強いです。「考えるな、感じろ」という世界であり、己の本能のままに実際あり得ないシチュエーションを楽しみ、美少女わんさかライフを漫喫するわけですよ。

ただ、それは悪くいえば思考停止でもあり、そこが好き嫌いの分かれるポイントにもなるんでしょうが、そこにきてこの『陰からマモル』です。この漫画も間違いなきハーレムラブコメなんですが、あえて思考停止する必要もなく、ものすごく自然に主人公がモテモテになっている状況を受け入れられるんですよ。いや、むしろ主人公がモテモテになっていくのが嬉しいんですよ!

普段は冴えない高校生である主人公。そこに幼馴染みやツンデレ同級生が絡んでいき、さらには冴えない風に見せてるだけで実は有能な忍者という事実を知っている巫女装束女剣士やら妹系くノ一やら甲賀くノ一やらが出てきて、まさに美少女わんさかのハーレム状態。それなのに、くどさやあざとさを感じさせないストーリーの運び方がまた絶妙で、主人公が恋愛事にガツガツしていない部分もハーレム漫画にあるコテコテした感じをぬぐい去っています。

だからといって、全体的にストイックな感じになってしまっているかというとそうでもなく、おぱんつ、太股、赤面顔ありで、サービスシーンも万遍なく挿入、そして何より女の子達の可愛さは特筆モノで、美少女ラブコメとしても充分以上のレベルを誇っております。

要は主人公のキャラクター性と美少女指数の高さが絶妙なところで折り合って出来たハーレム漫画の理想型なんでしょうね。ハーレムであることの居心地の良さが段違いに高いってのもこの漫画のいいところなんですよ。

話の展開としてもベタな王道ラブコメであり、微笑ましいやら身悶えるやらで終始ニヤニヤしっぱなし。ラブコメ主人公にありがちな鈍感さも相まって、主人公に想いを抱く女の子達の反応とかが何とも可愛くて、それだけでニヤニヤしてくるんです。

今巻は最後のメインヒロインキャラのホタルが登場し画面的にもさらに彩りが増しました。そしてホタルの登場と告白に動揺して、マモルに告白しようとするゆうなとか、告白話がなかったことになってよかったと安堵する愛里なんかも最高にベタラブコメしていてニヤリングです。

まだらさいさんが描く絵の魅力も漫画としての面白さもどんどん増してきておりますし、ベタなラブコメ展開と相まって今後ますます楽しみな漫画です。ラブコメ漫画好きには間違いなくオススメですよ。

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