遠子先輩の白いフリフリに目を奪われる、『“文学少女”の追想画廊』

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『“文学少女”の追想画廊』 野村美月/竹岡美穂

文学少女|プロジェクト・メモワール始動!

「このライトノベルがすごい!2009」で堂々の1位を飾った“文学少女”シリーズ。今年完結を迎えた本編の面白さは折り紙付きですし、個人的にも今年ナンバーワンのライトノベルだったと思っております。ただ、その人気の高さとは裏腹に他メディアへの展開が少なくて、最近になってようやく漫画化されたくらいというのは少々寂しいところ。

そこにきて、このプロジェクトメモワール始動の報です。具体的に何なのかは明らかにされておりませんが、アニメ化なのか実写化なのか、はたまたそれ以外の何かなのか。本編は完結してしまいましたが、まだまだ今後とも“文学少女”シリーズから目が離せません。

そして、そんな本編終了後の盛り上げの一環として、待望の“文学少女”シリーズの画集が発売されました。早速読んでみましたが、これはもうファン必携の一冊間違いなし!

“文学少女”シリーズの魅力がその物語にあることは間違いないのですが、その物語に彩りを与えてくれた竹岡美穂さんの透明感溢れるイラストの数々も称賛に値すべき存在なのです。時に心を温めてくれるようなイラストであり、時に胸を締め付けられるようなイラストでもあり、瑞々しくもあり鮮烈でもあるイラストの数々には目を奪われます。シリアスな面も、コミカルな面も、見事に描き分ける筆力もさすがの一言です。

今回イラスト集として大きなサイズで改めて見ることが出来たのですが、そのイラストの素晴らしさには感嘆するばかりです。なんだかもう、ため息がもれてきますよ。そしてそんな素晴らしきイラストの数々を見ながら、本編ストーリーの内容を思い返してみるのも何とも楽しいです。

あと、個人的に竹岡美穂さんのイラストで素晴らしいと思うのは遠子先輩です。腰まである三つ編みで、見た目清楚な文学少女というイラストは作者の野村美月さんも絶賛する、まさにイメージそのままの姿。さらに個人的にプッシュしたい点は、遠子先輩のセーラー服のスカートの翻りからちらりとのぞく白いフリフリ(ペチコート?)なのです。もう、健全男子読者としてはあの白いフリフリにドキドキせざるを得ません!

遠子先輩といえば1巻表紙絵にもなっている椅子の上に体育座りで座るスタイルが印象的ですが、この姿勢時における白く透き通るおみ足と、紺色ハイソックスと、スカートからチラリと見える白いフリフリの三位一体となったコラボレーションがもう素敵すぎるのです。特に「繋がれた愚者」口絵で見せてくれる、小首を傾げた遠子先輩のイラストがもう素敵極まっており、椅子の上で体育座りしているものだからスカートの中が見えてしまいそうなドキドキ感と、見てはいけないと思いつつも、ついつい横目でチラチラ見てしまうようなドキドキ感を猛烈に抱かせる訳です。

今回のイラスト集の表紙絵もそうなのですが、制服姿で体育座りする遠子先輩はとにかく素晴らしいと断言しておきましょう。

あと、口をとがらせ、眉をひそめ、そっぽを向きながら頬を染めているというイメージがつきまとうななせのイラストも素晴らしく、ツンデレの魅力を存分に描ききっていたのではないかと。イメージスケッチの「はやくしあわせになりたいな」とつぶやくななせが、もう可愛くて愛おしくてしょうがないのですが!

他にも書き下ろしのショートストーリーあり、ゲスト作家による寄稿もありと盛りだくさん。惜しむらくは、描き下ろしイラストがもうちょっと欲しかったのと、ななせ分をもっと充填したかった! 足りないななせ分は今度発売される短編集の「恋する挿話集」で補填したいところです。

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