ふとした瞬間、同僚に女性を感じる時ってあるよね、『ベツ×バラ』1巻

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『ベツ×バラ』1巻 曙はる まんがタイムコミックス

待望の1巻が遂に発売。これはもう、全力でオススメせざるを得ない! それくらいに好きな漫画なんですよ。同じ作者による『キラキラ☆アキラ』も好きではあるんですが、好きのレベルで言えば圧倒的にこちらの『ベツ×バラ』が好きなんです。そのすべてがツボに入りすぎて、ニヤニヤしすぎて、読んでて幸せすぎる!

『キラキラ☆アキラ』は高校生幼馴染みのカップルによる物語であり、全体的にほのぼのした感じで、恋の進展具合もやはり年相応の感じ。しかし、こちらの『ベツ×バラ』といえば舞台は会社、先輩社員と後輩社員の二人によるカップリングが期待でき、『キラキラ☆アキラ』には感じられない、ほんの一瞬の色気さえも感じられるのです。そこが、たまらなくツボなのです。

お話はとあるお菓子のパッケージ制作会社を舞台にし、入社2年目の主人公別所たまき(20)と、新入社員の原田智哉(22)の二人の関係を軸に進んでいきます。年下のセンパイと、年上の後輩。この二人による同僚以上恋人未満なオフィスライフが繰り広げられていくわけです。

この漫画で個人的に一番ツボに来てしまうのは、この同僚以上恋人未満という関係なんですよね。普段は同じ職場で働く同僚という関係であり、先輩後輩の関係である二人なんですが、ふとした拍子に男性女性の関係に踏み込んでいきそうな気配を漂わせ、互いに異性であることを強く意識する瞬間というのがあるのですが、その描き方が非常に秀逸なんです。激しく同意せざるを得ない部分があるんですよ!

自分の場合、普段職場で働いている時って、同僚に対しては男性女性という意識はあまりなく、一緒に働く仲間という感覚が強いです。しかし、そうは言っても、ふとした瞬間に同僚の女性にドキッとさせられる事ってあるじゃないですか。例えば、掃除の時に髪を後ろで束ねる瞬間とか、落ちたペンを拾う為にかがんだ瞬間とか、何気ない仕草に妙にドキッとすることってあるものです。

この漫画においてもその辺りの描写が非常に上手く、飲み会でつぶれたたまきを介抱する瞬間や、背負ったときに背中に膨らみを感じた瞬間、普段ポニーテールのたまきが髪を下ろした瞬間に、社員旅行で浴衣がはだけてブラジャーが見えてしまった瞬間などなど、その瞬間ごとに同僚であり先輩であるたまきに女性を感じてしまっている原田くんに強い共感を抱かずにはいられないのです。

原田くんはあくまでポーカーフェイスでたまきの事をを意識しているとは口に出しては言わないのですが、一瞬の間や空気の変わる感じが演出として非常に上手く、その原田くんの姿を通じて強い共感を抱くようになるのです。

この二人はまだまだ恋愛関係に発展する兆しはなく、あくまで気の合う同僚という関係。そもそも、たまき自体が彼氏いない歴=年齢というお子ちゃまなので、なかなか大人の恋愛には発展しそうにないのですが、たまに見せる女性らしい仕草が妙に色っぽくドキッとさせられる瞬間も多く、原田くんもそんな彼女に意識が高まっていっているようにも思えます。この二人の同僚以上恋人未満な関係がどのように動いていくのか。もうしばらくは、このままの関係で続いて欲しいとも思いつつ、楽しみに先を待ちたいと思います。

余談ですが、タイトルの『ベツ×バラ』の由来が登場人物の別所(ベツ)と原田(バラ)から来ている事をこの1巻を読んで初めて気付きました。タイトルの由来を深く考えたこと無かったから気付かなかった……。あと、カバー裏のおまけ漫画で激しくニヤリング。こういうif話って楽しすぎますよ。

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