2009年オレ内部漫画ランキング

すでに年も明けきってますが、今更ながらに2009年の漫画についてを振り返ってみましょう。それでは毎年恒例、2009年オレ内部漫画ランキング!


画像10位 『プラナス・ガール』 松本トモキ ガンガンコミックスJOKER

去年伸びてきたジャンルにして、今年さらに伸びていきそうなジャンル「男の娘」。そんな男の娘漫画として注目を浴びるこの漫画ですが、そんなジャンル効果があるのはもちろんではありますが、女装キャラが巻き起こすドタバタコメディとして『ストップ!ひばりくん』を彷彿とさせるモノがあり、正統派の女装っ娘漫画という側面で非常に面白いと思うのです。

女の子にしか見えないヒロインと、その子に散々振り回される主人公。主人公がその女装っ娘にドギマギするのもお約束であり、そんな様を見てさらにからかう頻度を高めるヒロインという構図もまたベタにして最強。この様式美こそが女装倒錯ラブコメとしての王道であり個人的に大好物なのです。今後が非常に楽しみな一作ですよ。

参考 平成の「ストップ!ひばりくん」とはこの漫画のことだ、『プラナス・ガール』1巻



画像9位 『会長はメイド様!』 藤原ヒロ 花とゆめコミックス

今春からのテレビアニメ化も決まってブレイクの期待される本作。先物買いするラストチャンスは今しかない! まぁ、そんな歪んだ目的は無しにしても、去年のこのマンガ自体の盛り上がりはかなりの物でした。もちろんラブコメ部分において。LaLaを読みながら毎月毎月どれほど身悶えさせられたことか!

特に盛り上がったのが7巻ラストの文化祭編。鮎沢の意地っ張り具合がここに極まれり。「碓氷のアホ」と赤面顔で言うたびにオレのニヤリング指数は止めどなく上昇。オレの身悶え回転数も際限なく上昇。少女漫画ラブコメを読みながらニヤニヤして身悶えられるという点に置いては2009年でナンバーワンの作品でした。アニメ化との相乗効果で今後どれだけ盛り上がれるかに期待したところです。

参考 嫌い嫌いは大好きの意、『会長はメイド様!』7巻



画像8位 『咲-saki-』 小林立 ヤングガンガンコミックス

アニメ化との相乗効果で見事に成功したと言えばこの『咲-saki-』でしょう。最終的には原作さえも追い越して、原作の展開を先にアニメでネタバレするという前代未聞の事態になりましたが、原作からのファンやアニメからの新規ファン双方が原作に再注目する良いきっかけづくりにはなったんじゃないでしょうか。

「女子高生麻雀」「百合」「ぱんつはいてない」などのキャッチーな部分を持ちつつ、ハッタリの効いたバトル漫画のノリで突き抜けるその勢い。嶺上使いに海底使いにステルス使いなど特殊能力者や必殺技のノリは少年誌バトルものの勢いですし、それらを女子高生麻雀という部分で再現したのもやはり面白いのです。レイプ目池田のフルボッコ展開も毎回毎回楽しみにしてましたし、アニメと連動した決勝戦の決着の付け方も連載時は非常に盛り上がりましたしね。

参考 ところがどっこい表紙を飾れなかったぞ、池田ァ! 『咲-saki-』6巻



画像7位 『モテキ』 久保ミツロウ イブニングKC

草食系男子という言葉がもてはやされた時勢に乗ってかどうかは知りませんが、モテない30前のヘタレ男の悲哀と奮闘を描いたお話。モテない男に突如モテ期がやってきたらどうなるかという展開ではありますが、少年漫画誌的にありがちなハーレム展開では決して無く、モテない男の苦悩と葛藤、不器用さと無様さ、もがき悶える様がこれでもかと描かれます。あぁ、これを痛いと言わずして何を痛いと言えばいいんだと。

そう、このマンガは読者自身のモテない歴史から来る心の奥底に押し込めているような苦い思い出を容易に引き出させ、主人公の行動の痛さを見るにつけ我が身の痛さまでをも甦らせてくれるのです。痛々しすぎて見てられない、もう止めて、オレのライフはゼロよという段階にまで到達しそうな勢いですが、それでも読むのを止められない。その魅力はといえばやはり「共感できる」の一言に集約されるんですよね。しかも、このマンガを描いてるのが女性作家というのは驚きであります。ちなみに巻末漫画が毎回飛ばしているので大好きです。



画像6位 『恋は三十路をすぎてから』 甘詰留太 ヤングキングコミックス

ここ最近の甘詰留太さんの描く漫画はどれもが自分のツボにヒットする漫画ばかりで大好きです。『ナナとカオル』にしろ『ぶらガール』にしろ『ハッピーネガティブマリッジ』にしろエロくてドキドキする要素を持たせながら、それらを見事にストーリーに絡め、ストーリーの盛り上がりとエロの盛り上がりが相乗効果を上げていく感じはどの漫画でも共通。そしてこれらの中で個人的に一番ツボだったのが本作『恋は三十路を過ぎてから』なのです。

OLの三十路女と7歳年下の後輩社員のいちゃラブえっちを描いただけの内容と言ってしまえばそれまでですが、男はチャラ男に見えて童貞だし、ヒロインは10代の頃に一度だけ経験して以来男性経験無しというウブさ加減も好ましいです。そして、そんな二人のエロに溺れていく様と恋に溺れていく様が相乗効果で盛り上がっていくのです。そんなのを見せられたら、そりゃニヤリングしてしまうだろうと。1冊で終わってしまったのが非常に心残りなのですが、他の連載作も面白いので今年はそちらにも期待したいところですね。



画像5位 『ストロベリーシェイクSWEET』 林家志弦 百合姫コミックス

林家志弦の百合コメディは世界イチィィィ! と思わず叫ばずにはいられないくらいの破壊力。2009年上半期で一番ニヤリングした漫画といえばこのマンガしかないのです。

林家志弦さんはおバカなキャラを描くのがホントに上手いのですが、それも得意分野の百合コメディという舞台でならその切れ味はさらに増すというもの。2巻を読んでる最中はニヤニヤするやら身悶えるやら笑い転げるやらでホントに幸せなひとときでした。そもそも2巻が発売されるまでにかなり長い年月を待たされたというのもあったので喜びもひとしお。

蘭の事を好きで好きで辛抱たまらん状態だった樹里亜が、いざ相思相愛になると受けにまわってされる側になっているというあたりがオレの中で最高にツボ。そしてそれさえもギャグのネタとして活用するこのマンガが大好きです!

参考 林家漫画の魅力全開、バカと百合といちゃラブコメディ『ストロベリーシェイクSweet』2巻



画像4位 『恋愛ラボ』 宮原るり まんがタイムコミックス

宮原るりさんの漫画を読んでいるとオレはホントに幸せな気分に浸れるのです。女の子達がワイワイと賑やかしく楽しそうにし、キャッキャウフフと仲睦ましげに笑いあっている姿を見ているとそれだけで幸せな気分になれるのですが、そんな様子を宮原るりさんの描く漫画は見事に描いてくれるのです。この『恋愛ラボ』にしろ、『みそララ』にしろ、どちらでも!

お仕事漫画という分『みそララ』の方が共感できる部分も多いのですが、女の子達のキャッキャウフフ分という面では圧倒的に『恋愛ラボ』に軍配が上がります。そして最近発売された4巻でのマキとリコの仲直りのくだりがそれはもう素晴らしかったので、今年は『恋愛ラボ』を推していきたい気持ちなのです。ドラマCDも発売され、今年中にはアニメ化の報を聞けるんじゃないかと勝手に期待しているのですがはてさて。



画像3位 『ベツ×バラ』 曙はる まんがタイムコミックス

2009年で一番お勧めしたい4コマ漫画といえば間違いなくこの『ベツ×バラ』です。むんこさんや宮原るりさんの4コマももちろん大好きなのですが、2009年に出てきたという点ではこの漫画がナンバー1。同じ作者の『キラキラ☆アキラ』も好きですが、ラブコメ度合いという面からみても、オレのニヤリング度合いという面からみても『ベツ×バラ』の方が好みすぎるのです。

会社を舞台にした同僚以上恋人未満という関係性。まだまだお子様な部分を残すヒロインがふとしたときに見せる女っぽい表情や仕草。仕事中にも関わらず、先輩の社員でもあるにも関わらず、そんな女性の部分を意識してしまうハラダ君に妙に感情移入してしまいます。この二人のつかず離れずの関係性がどうにもツボに来てしまいますし、この二人がどのような関係に発展していくのか楽しみでしょうがないですよ。

参考 ふとした瞬間、同僚に女性を感じる時ってあるよね、『ベツ×バラ』1巻



画像2位 『弱虫ペダル』 渡辺航 少年チャンピオンコミックス

少年チャンピオンで自転車マンガといえば『シャカリキ!』という偉大なる先達があるのですが、そんなプレッシャーもなんのその。ここ最近において一番熱い自転車マンガ、一番熱いスポーツ漫画といえば、この『弱虫ペダル』しかないのです!

作者の渡辺航さんというとなかなかメジャーになれない不遇さと萌え系に強いという印象が強かったのですが、この『弱虫ペダル』で一気に花開き、新しい方向性を手に入れた感じですよね。オタクであった細身の主人公が自転車での坂登りという唯一絶対の武器を手に入れ成長していく様を描くストーリー。オタクであるという主人公の本質は変えることなく、精神的な成長、サイクリストとしてクライマーとしての成長が見事に描き出されており、またそのストーリー展開自体も手に汗握り、心を震わせる熱いものだからたまりません。今後ますます熱い自転車マンガの代表格ですよ!



画像1位 『しゃにむにGO』 羅川真里茂 花とゆめコミックス

長期連載している少女漫画というと最後の方は読者としても惰性というか、ダレてくる部分があるのが正直なところ。しかしこの『しゃにむにGO』はラストに近づけば近づくほどに盛り上がっていき面白くなっていった。最終巻に至るまでの数巻はこの物語が終わることを匂わせつつ、逆にそれ故に盛り上げていく手法も最高にハマっておりました。そして迎えた最終巻の何と素晴らしいこと!

伊出と留宇衣のシングルス決勝。心を熱くさせ、体を震えさせ、無意識に涙さえもこぼれさせてくれるその熱量。まさに2009年ナンバーワンと呼ぶにふさわしい内容でした。主人公達のことはもちろんのこと、これまで出てきた多くのキャラ達のそれぞれの問題も見事に描き出し、素晴らしいまでの大団円。この長期連載を最後まで追っていて良かったと素直に思わせる見事な最終巻でありました。少女漫画でありながらテニスの描き方も上手く、本格テニスマンガとしてみても遜色なし。何から何まで大満足のマンガでしたよ。完結した今だからこそまた1巻から再び読み返したい作品ですね。



さて、そんな感じで2009年のオレ内部漫画ランキングでした。年末時期になるとこういったランキング物の雑誌や、サイトでの更新をよく見かけますが、他人のランキングは見てるとその人の個性や嗜好が如実に現れていて面白いものです。自分のランキングも多少なりとも読んでくれてる方の参考になればと思いつつ、また今年も面白い漫画に出会えますようにと祈りつつ締めさせていただきます。

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