いいか、推すなよ、絶対に推すなよ!『天然格闘少女ちひろちゃん』1巻

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『天然格闘少女ちひろちゃん』1巻 森尾正博 ジェッツコミックス

こうしてブログで漫画の感想などをシコシコと書き綴っている弊サイトですが、漫画の感想を書く原動力ってなんでしょう。読んだ時の感動を残しておきたいと思って書き出す場合もありますし、誰かにその感動を伝えたい、そして多くの人とこの感動を共有したいという気持で書き始める場合も多いのです。そうです、誰かにオススメしたいという部分が感想を書く原動力となっている部分はあるのです。

しかしですね、今から感想を書く『天然格闘少女ちひろちゃん』に関してはオススメはしません。オススメできません。あくまで自己責任で、読んで嫌悪感を抱いても、1話だけ読んで放り投げたとしても、あくまで自己責任で! ただ、オススメしたい訳じゃないのですが、このマンガの事については書き残しておかねばならないと強く思うのです。100人中99人がこのマンガの事を嫌いだと言っても、オレはこの漫画の事が大好きだ!!

掲載誌はエロコメの総本山ことヤングアニマルあいらんど。えぇ、それだけでも分かるとおりこの漫画はエロコメです。作者は『カラット∞原石ガール』や『ビーチスターズ』などを連載していた森尾正博先生。スポーツ漫画の印象強いマンガ家さんがエロコメを描いていることに当初は違和感を覚えたものですが、ずっと読んでるとこの作者はこういう漫画こそ肌に合ってたんじゃないかとさえ思えてくるのです。圧倒的なまでの「煩悩込めて描きました」感がひしひしと伝わってくるのです!

お話は高校の女子プロレス部に所属するヒロインのちひろを中心に繰り広げられるドタバタとした日常な訳なんですが、まぁ、そんなことはいいんです。問題はこのマンガがエロコメであるということであり、舞台が女子プロレスだということなのです。そうです、そこから導き出される解は、組んず解れつのお色気バトル。いや、このマンガにおいてはバトル要素さえ無用のキャットファイト。毎回のように着ている物が全部むしり取られて最後には全裸で大股開きののちに決着が付くというオチはもはや定番。ローションプレイからトリモチプレイ、着ている水着が水につかると溶けてしまうというネタから、ネコじゃらし的なワサワサしたやつが体をくすぐるマシンの投入まで、もうこれでもかのエロの満漢全席!!

 

回せ回せ!! この漫画ならもっと素敵なことが起こるハズ!!

この観客達のオレら感と来たらね! 『デトロイト・メタル・シティ』の観客達もそうでしたが、面白い漫画は観客達に味がありすぎるのです。この漫画においては、オレらの気持をものすごく代弁しており、エロい展開をこれでもかと煽りまくるその魂のほとばしりに狂おしいほど同意してしまうのです。

 

す…すげぇ まるで小学生が考えたマシンをそのまま実体化したみたいなイスだ!!

もうね、アホかと、バカかと。しかし、それが最高なんや! この漫画を読んでると、子供の頃にエッチな少年漫画を読んで興奮していたのを否応なく思い出すのですよ。『やるっきゃ騎士』やら『Oh!透明人間』やら『いけない!ルナ先生』やら『ハートキャッチいずみちゃん』やら、まだセクハラという言葉の概念すらなかった時代、少年漫画誌に当たり前のように乳首が描かれていた時代、子供だった僕らがこれらの漫画を読んで大興奮していたあの時代を思い出させるのです。まさに小学生が考えつきそうな、女の子にえっちなイタズラをしたいという欲望を小学生レベルでストレートに表に出しまくるようなそんな漫画。

女性蔑視とまではいかないにしろ、女の子を性のおもちゃくらいに扱うこのノリはまさに昭和のエロコメの匂い! あまりにも幼稚でくだらないんだけど、幼き頃のほとばしる思いを呼び覚ましてくれる熱いパトスを感じずにはいられない! 今この時代にこんなエロにドストレートな漫画は逆に希少であり、それだけでも価値高いのです。是非とも、この漫画にはこのままのノリを維持して貰いたい。この漫画がこのノリのまま続く限り、オレは叫び続ける、この漫画が大好きだとっ!

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