連載も100回を超え、面白さと熱さが青天井!『capeta』27巻

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『capeta』27巻 曽田正人 KCDX

もうね、ここ最近の『capeta』の面白さは天井知らずで、毎回毎回面白すぎて背筋を震えさせられます。面白くない回がないってのがスゴイ。連載も100回を超え、作者自身も脂がのっているのでしょうし、この作品自体もノリに乗っている感じがしてたまらないのですよ! 白熱するレースシーンで熱く燃え上がれて、レース外の人間関係のエピソードでもグッと惹きつける魅力に溢れているのです。

特にこの27巻だと、ナオミがヨーロッパF3チャンピオンを決めたレースが素晴らしすぎました。緊迫した展開から最終ラップでの狙い澄ましたかのようなブレーキング勝負。まさに針の穴を通すかのようなレースっぷりに興奮せざるを得ないし、感動せざるを得ない! また、人間関係の部分で言えば、カペタとナオミの関係性がクローズアップされていて面白いのです。


同級生の桐谷さんと一緒に勉強しているというのに、ドギマギしている桐谷さんをそっちのけでナオミとの電話に盛り上がり興奮しているカペタの何ともまぁ分かりやすいこと!

もうね、この二人の関係性がたまらんでしょ。ライバルで友人で、見えない絆に結ばれた二人だけの世界を構築するようなそんな関係。共にF3チャンピオンを獲ってマカオで対決することばかりに頭がいってるのも似たもの同士。国内でカペタとF3チャンピオンを争う金田なんか、完全にこの二人の関係に横入りしようとしてカペタに横恋慕しているキャラなのですが、その行為自体が何とも報われない片想いキャラっぽくなっていて切なさ炸裂です。

何ちゅーかもう、完全にこの辺りはBLの世界を構築しまくっていて、作者の意図するところなのかどうかよく分かりません。しかしまぁ、カペタと勉強している桐谷さんが置き去りにされている状況は、完全に狙って描かれているんでしょうけどね。目の前の美人よりも遠くのナオミの方こそが大事というカペタを描き出すのに、これほど好都合なシーンもないでしょうし。

しかし、この漫画ではホントに女性キャラが弱いんですよねぇ。圧倒的に美人で良いキャラ揃いだというのに、何なんでしょうかこの宝の持ち腐れ感は。ただね、魅力がないわけじゃないんですよ、存在感がないんです! 周りに魅力ある男キャラが多すぎるから、自然と女性キャラの印象が薄まっていくんですよね。曽田漫画ではよくあることなのかもしれませんが。

そうなんです、この漫画はとにかく男が格好いい! 男が男に惚れる描写をこれほどまでにすんなりと受け入れられるのも、圧倒的な魅力に溢れている男キャラを描けるからこそなんだろうと。

 

レースシーンでピットクルー達が顔を紅潮させながら見守っているシーンというのは、この漫画ではよく描かれます。いい年した大の男達が、一人の男のレースに痺れ、顔を紅潮させ、少年のように熱くなっているその姿。男が男に夢中になるシーンの最たるモノがここにあるわけです。そして、そんなシーンがあるからこそ、レースの熱が読者にも伝わってくるのです。実際に、読者側としても同じような気持ちで見ている訳ですから、そういった描写には納得できるんですよね。

この記事へのコメント

Naoki0079
2012年03月01日 23:55
もう、目から汗がだらだらしながら読んでます。オッサンがあつっくるしくてカッコイイ! そうですヤツの漫画は竜巻なんです、、、

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