やれば出来る子、小野寺さんはまだ本気出してないだけ!『ニセコイ』39話

『ニセコイ』 第39話 タイフウ

報われない片想いキャラ小野寺さんが大好きです。いや、片想いというか、実は楽と両想いでこの漫画のどのヒロインよりも一歩先に抜きんでている存在のハズなのに、そのアドバンテージを全く生かし切れずに報われない片想い状態に自ら陥っている小野寺さんが好きなのです。しかし、そんな小野寺さんと言えば存在感の薄さで存在感を出すという、ゆるゆりのあっかりーんとタメを張る空気キャラでもあり、最近では「小野寺さんは1話に1回モブキャラとして登場するのが最高なんですよ」とか「いやいや、1話に1回も登場しなくてもオレは歓喜するね」とか、明らかにラブコメヒロインへの期待の仕方とは別次元への興味の持ち方になってきておりました。

小野寺派必見と散々煽られたジャンプネクストの小野寺さん袋とじエピソードだって、震える手で袋とじを開けて見てみれば、たったの3ページですよ! 裏切ったな、僕の気持ちを裏切ったな! などと、憤慨しそうにもなりましたが、小野寺さんにラブコメヒロインとして期待するのがそもそも間違ってました。そうです、我らが小野寺さんはモブ寺さんとして、どれだけの輝きを放てるのか、記録には残らないけど記憶に残るキャラとしてどこまで上り詰める事が出来るのかを楽しみにするキャラなのですから!

そんな風に思い始めていた自分でありましたが、先週からの小野寺さんエピソードを読んで悔い改めました。


いやいや、読んでるこっちの方がニヤニヤするっちゅーの!

小野寺さんはやれば出来る子、やれば出来る子ですわ! そう、小野寺さんはまだ本気出してないだけ。本気を出した小野寺さんはこんなにも可愛く、こんなにも強く存在感を発揮し、こんなにもラブコメヒロインしているのですから!

先週のエピソード終了時点ではこれまで虐げられてきた歴史故にどうにも悪い方にしか考えが向かず、台風のせいで家に二人きりになると言ってもどうせまた千棘あたりが途中で出てきて、小野寺さんが置き去りにされるパターンなんでしょ、という自虐的な想像しか出来なかったわけですよ。肝試しの時に小野寺さんを置き去りにして千棘の元に走った悪夢再びですよ。いや、我らが小野寺さん派としては、報われない方が小野寺さんの輝きが増すと思っているので、その展開は望むところなのですが。ただ、望むところなのですが、たまには報われる展開があってもいいんじゃないかと。そんな中で、今回のエピソードは他のヒロインが全く登場する事なく、完全試合達成ですよ。最初から最後までの小野寺さんづくしで、見事にやりきった感があるのです。


ただ、小野寺さんはやはり小野寺さんなので、最終的に報われないのがデフォでした。台風の進路さえも大きく変えてしまう、この持って生まれた報われなさは半端ねえ! そしてこの安定のモブ顔と来たら。小野寺さんエピソードの確変も終了し、ここからはいつものモブキャラかーと、諦めかけてしまいそうなところでしたが、とにかく今回の小野寺さんは今までと違ったのです。楽が勇気を出してメアドを聞き出すという行動を取ってくれたのもあるけど、ここからの展開がまたラブコメっぽくて非常に良かった!


そして、出来る事なら、この送れない楽宛てのメールを間違って送信してしまうくらいのエピソードも見てみたかった。もしくは、この送れないメールを下書き保存しておいて、何かの拍子にそれを千棘が見てしまいショックを受けるとか、何かの拍子にるりちゃんがこのメールを発見し勝手に楽に送ってしまうとか、そりゃもう展開の仕方は何通りでも! まぁそんな妄想展開が具現化するかどうかは今後のこの漫画への楽しみと期待の一つという事でとっておきましょうかね。

とりあえず、小野寺さんエピソード満載のこの2話があれば、我ら小野寺派はあと1年くらい小野寺さんがモブキャラ化していたとしても戦っていけるはずだよ!

それにしても、この漫画の各ヒロインの単独エピソードはどれも甲乙つけがたい内容の濃さを誇っており、どのヒロインも可愛く描かれているので本当に困ってしまいます。でも、このどのヒロインも可愛くて迷ってしまう状態こそがジャンプラブコメの真骨頂なのかもしれないなぁと。まだ当分はこのぬるい状態が続いて欲しいなぁとも思うのです。

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