名前を呼び合うだけでここまで壮絶になるのはこの漫画だけ!『こはるの日々』4巻

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『こはるの日々』4巻 大城ようこう アフタヌーンKC

はい、最終巻です。とうとう完結な訳ですが、果たしてこの漫画がどのような着地をするのか全然分からないんですよ! ヤンデレの末のバッドエンドだって充分にあり得る内容ですし、それとは全く正反対にいちゃラブハッピーエンドだって全然あり得るのです。ほんの些細なきっかけで表にも裏にもなり得そうなこの表裏一体感は、ある意味この漫画の醍醐味であったのかもしれません。

しかし、完結巻と言えどこの4巻の序盤部分はいつも通りの展開。

 

怖えええぇよ!! 分かっちゃいるんですが、この夜中に双眼鏡を抱えながら主人公の部屋を観察するこはるの姿には戦慄を覚えます。これはもう愛が重いどころの話でなく、愛が痛い。恐怖しかねぇ! 主人公の心情的にも、そして読者的心情としても、どうにもこはるの気持ちに応えきれないというか、気持ちが通じ合うという恋愛ストーリーにおける最大の盛り上がりどころに到達できる予感がないんですよ。

しかしですね、途中まで読んでいて感じた心配も杞憂に終わりました。二人きりのクリスマスイベントで一気に突き抜けてくれたのです。そしてこの内容がとにかく素晴らしかった、すごかった!

 

こはるの求めに応じて名前で呼び合う事になった二人。下の名前で呼び合うというのは、二人の関係性における大きな進展である訳ですが、ただこの二人にかかってしまえばそんな恋愛物のおいしいしいイベントも、壮絶なる一大事へと変貌するのです。

もはや単純にセックスしてるだけよりもエロいという、このね、なんて言うかね。単に耳元で名前をささやくだけなのに、この二人の距離の縮まり方、ゼロ距離からの濃厚な絡み合い、名前呼ばれるだけでオーガズムの連続を迎えるこはるのアヘ顔っぷり。涙と涎と鼻水で汁まみれの紅潮顔が最高にエロく、最高に可愛く、最高に愛おしいという、このね! こんな壮絶なる絡みを見せられては、もはや完敗です。この二人の幸せの形はここにこそあったんだという実感を与えてくれた素晴らしいエピソードでした。

巻が進むにつれどうなってしまうんだという心配も膨らみましたが、終わってみれば見事なまでの幕引き。ぎりぎりの綱渡り感の中で、最後までダークサイドに堕ちることなく大団円までたどり着けたこの感動。なるほど、面白い話でしたよ!

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