無茶を通して、勇者よ、王道を突き進め!『まおゆう魔王勇者』6巻

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『まおゆう魔王勇者』6巻 石田あきら/橙乃ままれ 角川コミックスエース

12月に5巻が発売されたと思ったら、その2ヶ月後にはもう6巻が発売ですよ。これは嬉しい限り。テレビアニメも好評放映中のまおゆうですから、ノっている今だからこそ単行本発売も嬉しさ倍増なのです。そして何より、この石田あきら版まおゆうはアニメに負けず劣らず面白いのです。迫力ある戦闘の作画も、中世ヨーロッパ風の世界観描写も、何より生き生きと動くキャラ達の描写も、何をとっても一級品。もうホントに面白い。アニメの出来も良く楽しみに見ておりますが、原作を読んでない自分としては、この漫画版でこそ原作ストーリーを追い掛けたいなと思わせる魅力があるのですよ。

この巻は総じて戦闘シーンが多いですが、迫力ある筆致で描かれるそれらには飽きが来ません。何より陣形やら戦術やら塹壕やらの戦闘に関するアレやコレを興味深く描いているところもあって、より一層食い入って読むことが出来るんですよね。

またストーリー的な見所としてはやはりこの巻ラストの話でしょう。歴代魔王の魂が渦巻く玄室でその残留思念に取り込まれてしまった魔王。メイド長のことですら認識できなくなり片腕を切り取ってしまうほどに豹変してしまうわけです。そんな絶望的な状況下で颯爽と現れるのが当然ながらこの人、勇者なのです!


そして、格好良く美味しいところを全て持っていくのもまた勇者。しかし、その役割にふさわしいのは勇者以外にいなく、力業で押し切ってしまうのも勇者ならでは。勇者かくあるべしという王道を貫く正当派っぷりに痺れるってなものです。しかし、せっかく勇者が現れたというのに魔王と来たら悪霊化してしまっている始末。


なるほど、ここでこのセリフを呟くか! 悪霊化され意識がない魔王が、魔王と勇者の出会いの思い出でもあるこのセリフを言うというこの展開。それをバッサリと切り捨てる勇者。ここからの展開も熱いもので、理屈ではなく愛の力で魔王を抱き留めて、魔王の意識を取り戻させる展開はこれぞ王道の醍醐味と言わんばかりの熱いモノでした。うーん、やっぱり面白いや、この漫画!

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この記事へのコメント

通りすがり
2013年04月21日 00:28
まおゆうは私も結構好きではあるのですが、個人的に少し引っかかっってしまった点が少し。
塹壕ってそもそも機関銃の登場で突撃がほぼ無意味になってからの物なので
騎馬兵相手には塹壕よりも馬防柵の方がよほど効果が高いのですよねぇ。
どちらかというと射撃武器に対しての防御を重視したものですし。

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