DAIさん帝国

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS バツイチ三十路女の抱腹絶倒お見合いパーティ潜入記、『見合いへGO!』

<<   作成日時 : 2008/11/29 23:18   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像
『見合いへGO!』 田辺真由美

女性漫画家のエッセイ漫画ってたまに飛び抜けて面白いモノがありますよね。例えば二ノ宮知子の『平成よっぱらい研究所』。例えば、東村アキコの『ママはテンパリスト』。そのどれもがこれはホントにノンフィクションなのかと思うようなぶっ飛んだ内容で、創作も入り交じってるんじゃないかと思いつつも、やはり実話的な可笑しさもあって、作者の個性を色濃く反映した内容になってます。そして、そのどれもが自分自身の生活を赤裸々にさらけ出し、それは自分の恥ずかしい部分までをさらけ出して笑いを取るという芸人根性であり、身を削り自虐的になってまで描ききるという部分に魅力を感じるところはあります。

そして、今回紹介する田辺真由美の『見合いへGO!』もまた、二ノ宮知子や東村アキコと並んでも引けを取らないくらいの実録自虐ノンフィクション漫画として最高に面白いのです。いやもう、正直読んでる間中腹抱えて笑いっぱなしで、これはホントに面白かった。

少女漫画家、真田美(仮名)、30代バツイチ子持ちだけど出会いを求めてお見合いしちゃいます。

この漫画の作者、田辺真由美とは別人(ということに一応なっている)マタミを主人公として、マタミが訪れるお見合いパーティの潜入ルポがメインの内容になっております。お見合いパーティーなんていうと、行ったことある人の方が少ないでしょうし、その実態が面白おかしく描かれているという点でも興味深いのですが、この漫画の面白さの本質はそこではないのです。この漫画は三十路独身バツイチ女マタミの、お見合いパーティーに行っては玉砕、行っては玉砕を繰り返す様に最高の輝きを見出す漫画なのです。

例えば『とらドラ!』のキャラで、恋ヶ窪ゆりこと独身という名の独神(30)がいるじゃないですか。独神はその独り身であるというステータスが故に輝きを放っている部分があり、それは本人の望まない部分ではあるんだけど、独身であるという自分をネタにして身を削ってまで我々に笑いと愛おしさを供給してくれる訳じゃないですか。

この漫画に出てくるマタミも、そこまでとは言わない物の、やはり独身キャラらしいある種の開き直りとも取れる自虐的輝きに満ち満ちているのですよ。お見合いパーティーに何度も出席しては収穫なしで、最後に一緒に潜入した担当編集氏と反省会という名のやさぐれ酒を飲んでるシーンのなんて滑稽で愛おしいことか!

我々が知り得ないお見合いパーティ独特の流れも面白おかしく描かれており、途中から潜入取材と称して参加しはじめた担当編集氏とのかけ合い漫才もそれはもう楽しいです。また、担当編集氏が書いてると思われる柱のツッコミ文がこれまた面白く、個人的感情を柱の煽り文でぶつけているのも笑えます。

作者が三十路と言うこともあり、漫画全体からほとばしる昭和ネタの数々も笑いを誘いますね。ここら辺は、この漫画が「YOU」という雑誌に掲載されているからこそ、読者層的に受け入れられるってのもあるのでしょう。

もう、最初から最後まで爆笑の嵐でこれはホントに面白かった。惜しむらくはこの漫画、ルポ漫画として売り出そうとしているのか、作中にお見合いパーティについてのコラムがあったり、表紙絵自体も漫画っぽくない作りになっております。確かに、ルポ漫画としての面白さも充分に持っているとは思うのですが、それ以上にこの漫画の魅力は漫画家、田辺真由美の自虐ノンフィクションエッセイだと思うんですよね。1巻表記がついてないのですが、現在まだYOU誌上で連載も続いているようで、是非2巻も読んでみたいモノです。オススメですよ!

見合いパーティーへの深い洞察が 田辺真由美『見合いへGO!』(紙屋研究所)

S-MANGA.NETにて『見合いへGO!』試し読み

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
バツイチ三十路女の抱腹絶倒お見合いパーティ潜入記、『見合いへGO!』 DAIさん帝国/BIGLOBEウェブリブログ