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ジャンプスクエア 『Dr.るっる』 前田理想 先々月号からジャンプスクエアで始まった『Dr.るっる』。ジャンプ伝統のエロコメ要素満載であり、ジャンプスクエアでまさに『ToLoveる』が始まったかのごとし。王道的な押し掛けヒロインの落ちモノ系ストーリーで、エロもあって、女の子も可愛いと来れば、それはもう話題にはなるでしょう。 1話目にしてヒロインが「全身全霊」を「全身全裸」と勘違いして、初登場シーンが真っ裸というのもインパクト充分。何より少年ジャンプではどんだけ頑張っても無理な乳首券が、スクエア掲載のこの『Dr.るっる』であるならば、惜しげもなく発行可能なのです。乳首もしっかり描き込まれたヒロインの全裸登場シーンのインパクトも手伝い、ジャンプスクエアの『ToLoveる』的存在として認知される形になりました。 自分もまぁ、1話を読んだ時点ではそういった印象も強かったのですが、2話、そして今月の3話を見ているとこの漫画、単なるサービスシーン満載なだけのエロコメという印象ばかりでもないんですよね。天然ヒロインの天然ボケと、それに鋭く突っ込む主人公。ボケとツッコミの役割も明確でメリハリもあり、ギャグ漫画としても面白いんですよ。もちろん、今回の3話では白濁液まみれのヒロインというあざといシーンも用意されておりキャッチーさは損なわれていないのですが、可愛い女の子がいて、ラブコメで、サービスシーンもあって、ギャグも面白いとくれば満足度も高いのです。 1話の全身全裸の乳首券とかそのエロ度合いに注目が行きがちですが、素直にコメディとしても楽しめる内容になっておりますし、侮れない漫画なんじゃないでしょうか。 そして、今月のジャンプスクエアでは巻末に作者の前田理想さんへのインタビュー記事が7ページも収録。新人作家にこの待遇は編集部のこの作者に対する期待度の表れと見てもいいんじゃないでしょうか。そして、このインタビュー記事がまたなかなかに興味深いんですよ。一番驚きだったのはこの作者が二人組で、しかも双子だということです。双子の漫画家というと大橋薫さんと楠桂さんくらいしか思い浮かばないのですが、その二人だって個別に活動していたわけですし、双子で一つの作品を作っているというのは珍しい例なんじゃないでしょうか。またこの作者、最初からベタな萌え系漫画を描いていたわけでなく、ファンタジー系バトル漫画を描いていたというのも驚きでした。インタビュー記事を読んでると、編集の意見を採り入れつつ美少女キャラを描くようになっていったみたいですし、ギャグに関しても計算して考えている節も見えてきて、新人にしてはかなり器用なんじゃないですかね。 双子の二人組である点とか、面白い経歴の持ち主であるところとか、画力の高さとか器用さとか、どうしてもバクマンの二人を重ねてしまう部分もあったりもして、それはそれで面白いです。このインタビュー記事読んで、『Dr.るっる』の見方もちょっと変わりましたし、この作者さんを応援していきたい気持ちになりましたよ。 来月からは矢吹健太朗さんの『迷い猫オーバーラン』のコミカライズが始まって、『ロザリオとバンパイア』『Dr.るっる』も加えるとエロコメ系作品の三つ巴という過多気味な状況に陥りそうなんですが、果たしてどのような展開になっていくのかも合わせて楽しみなところです。 |
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