![]() 『とらドラ!』3巻 竹宮ゆゆこ/絶叫 電撃コミックス 原作とアニメが終了して、自分の中のとらドラ熱も一段落した頃ではあるのですが、そんな忘れた頃になってようやくコミカライズの3巻目が発売。遅筆で有名な絶叫さんではありますが、アニメ放映時の熱のあるウチにもっとコミカライズを読みたかったのも正直なところ。しかし、2巻から1年待たされたこの3巻を読んでみると、そんな待たされたことも全てどうでもよく思えるくらいの面白さを誇っているのだから参ってしまうのです。絶叫版とらドラは面白いのです! この漫画、表紙絵を見るとそれほど面白さのオーラが感じられずものすごく損をしているなぁという印象なのですが、一度ページを捲ってみると、魅力あるキャラクターのオンパレードで驚かされます。扉絵を見ても、そのどれもが可愛くて参ってしまいますよ。 1、2巻を読んだときも感じたことなのですが、とにかくこの人の描くとらドラキャラ達は表情豊かで、くるくる表情を変えていくその姿に何とも心奪われるのです。泣いたり笑ったり怒ったりコロコロ表情を変える大河を筆頭に、とことんまでギャグ顔で突き抜けるみのりんや、ベタなほどにブリっ娘ぶりを発揮する亜美など、その表情の豊かさに打ちのめされるしかないのです。 ![]() 絶叫さんの描く歪み口が大好き。泣き笑いの表情を見せる亜美のあの口元の表現は最高でした。みのりんも今回は徹底的に脇役で、所々で突き抜けたギャグ要員になっていたのがまた。コンビニ神拳における激画調みのりんには大いに笑わせてもらいましたよ。 あともう一点、絶叫さんの作画で好きなのがその太股っぷりです。スカートの描き方が上手いからなのかもしれませんが、とにかく、キャラの太股に目が釘付けになってしまうのです。アニメや原作の時はこの学校の制服スカートが短いという印象は無かったのですが、ところがどっこいこの漫画版と来たらスカート自体が薄いというか軽いというか短いというか、その全てが太股を際立たせるように描かれており、たまりませんよね。 ストーリーの方はこの3巻で、原作の2巻のエピソードを消化。亜美がストーカーにブチギレて終わるという部分までです。アニメでは亜美の良さがものすごく引き立てて描かれていましたが、この漫画版でも原作に肉付けされた亜美の心情が描かれており、より一層亜美の事が好きになれます。竜児の家に上がり込んで心情を告白するシーンが2話にも渡って描かれており、この部分だけでもこの巻の評価はすごく高いですよ。 しかし、このペースで描かれるのなら一体いつになったら完結するのか分からないという事だけが、このマンガ最大の問題点。絶叫さんの筆が折れるのが先か、オレの興味が失われるのが先か。ただ、このままのクオリティで描かれる限りはオレはこのマンガを追い続けることは止めませんし、是非とも最後まで描ききって欲しい期待の作品であることには間違いないのですよ。 |
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