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zoom RSS 遊郭から身請けされた少女と青年の年の差恋愛、『明治緋色綺譚』

<<   作成日時 : 2012/01/14 20:10   >>

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『明治緋色綺譚』1〜2巻 リカチ BeLoveコミックス

白馬の王子様に救い出されるお姫様――なんて、あまりにも使い古されたベタなシチュエーションではありますが、全世界においてこれほどの王道もないでしょう。ある意味、女性側からみた憧れのシチュエーションの一つなのかもしれません。

ところ変わって、明治時代の日本。没落華族の出の少女が遊郭に売られていたところ、呉服屋の息子である青年と出会い身請けされる事になる、というのがこのマンガのお話。しかもその身請けは体目当てのものではなく、当の本人に言わせれば「仕事の助手として欲しかったから」という理由だけなのです。大金を積んでまで身請けした真意は明かされないわけです。

いやもう、何なんでしょうか、このシチュエーション。この導入だけでもう胸がキュンキュンくるじゃないですか! ある意味、白馬の王子様に救い出されるお姫様的なシチュエーションに通じるものがあるじゃないですか。「遊郭からの身請け」というだけで、そこにはものすごいドラマが詰まっている訳ですが、それがまだ幼い少女であるヒロインを、飄々とした感じの青年主人公が身請けするわけです。その真意を明らかにすることもなく。

青年と少女という年の差の離れた二人というシチュエーションだけでもうおなか一杯だというのに、その二人の関係性は遊郭から身請けされた元華族の少女と、身請けをした呉服屋の息子という身分差まで加わってくるのです。どこからどう見ても、普通の恋愛感情による関係ではないのですが、普通ではないからこそ立ち上がってくる真意を説き明かしたいと思わせるこの関係性!

それはもちろん、ヒロインである鈴が一番強く思っている想いであり、彼女自身も身請けされたことによる恩義を感じているのと同時に、青年津軽の真意を知りたいと願うわけです。そしてそんな想いは、津軽との同居生活を経ていくうちに恋心に変わっていくのはもっともなこと。しかし、聡明にして意地っ張り、まだ幼い少女である鈴はそんな想いをうまく表現できるはずもなく、時にツンデレっぽさを発揮させながら、時に不器用に甘えてみたりしながら、その幼い恋心を成長させていくわけです。もうね、そんな二人の関係がね、たまらんのですよ! 胸キュンで甘くて切なくて大変なわけですよ!

  

そして鈴と言えば、この赤面表情ですよ。歪み口でアワアワしながら真っ赤になっているシーンのなんと可愛いことか! 津軽との関係を指摘されて紅くなってみたり、津軽との距離が急に近くなって戸惑いながら赤面したりするその姿。普段はその年に似つかわしくない聡明ぶりを発揮しているというのに、こと恋愛ごととなると年相応の可愛らしさを発揮するのだからたまりません。

また、その相手方の津軽の方はと言えば、常に飄々としていてつかみ所のないようなキャラにも思えるのですが、その内面にはやはり深い物語を抱えているような素振りも見せており、彼の真意がどこにあるのか、鈴のみならず読者である自分としても非常に興味深く見ていくことが出来るのです。

単行本は2巻が発売されたばかりですが、2巻の巻末に読み切りとして掲載された遊郭時代の鈴のエピソードが載っております。個人的にはこの話がものすごく好きで、1巻にこの話が載ってなくて非常に残念な思いをしたので、これから購入される方は是非1、2巻セットで読んで頂きたい! それでこそこのマンガの面白さがより一層堪能できるはずですし。

掲載誌のBeLoveは『ちはやふる』の連載を楽しみにこれまで読んでいたのですが、最近はもっぱら『ちはやふる』と共にこのマンガの続きが楽しみでたまらないのですよ。個人的なBeLoveの二大漫画であると言い切れるほどの面白さ。これはオススメです!

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