同窓会的懐かしさと、新世代に移った物語、『バーバーハーバーNG』

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『バーバーハーバーNG』 小池田マヤ KCデラックス

2005年におけるオレ内部ナンバー1漫画であるところの『バーバーハーバー』。とにかく読んでて幸せになれる傑作ラブコメだったのですが、その続編にあたるのがこのNGです。

NGとはNextGenerationの略ということで、マスターと東子さんを主役にした前作の世界を引き継ぎ、前作から10年後を舞台にして、マスター達の子供が主役となっています。

正直なところ、前作のラストがあまりにも素晴らしい大団円であり、満足しきっていたので、その後が描かれるということには抵抗がありました。完結した後も物語の人物達の生活が続いていくのは確かだとは思うのですが、完結後の世界というものは読者の数だけ存在していいものだと思うし、敢えて作者自らが提示してくる必要もないんじゃないかと。

ただまぁ、読んでみて思ったのは、これは『バーバーハーバー』の同窓会でもあり、それでいて新しい物語なんだなぁと。前作で三十路女に似つかわしくない可愛さを発揮しまくっていた東子さん。それが10年経ってあのキャラの印象を壊されていたらどうしようとビクビクしてましたが、変わらぬ若さを保っておりホッと一安心。その他のキャラはそれなりに変わっており、年齢経過も感じられて、まさに前作の「その後」を見ているという感慨深さに溢れてきます。

そして今作の主人公であるマスターと東子さんの双子の子供達は、やはり両親の血を受け継いでいて、相変わらずの「メルへん&え~なぁ~」を繰り広げていてほのぼのとさせてくれます。

前作を好きだった大きな理由がやはりラブコメであり、その占めるウェイトが大きかったので、今作ではそういった要素がほとんどなかったのが残念といえば残念。でもまぁ、智子とホクロンの関係がその後も続いており、年齢に似つかわしくないラブコメ展開を繰り広げていたのがこの漫画らしくて良かったなぁと。

メイキングオブ『バーバーハーバーNG』小池田マヤインタビュー

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