ジャケ買いしたこの漫画、『花祭』の表紙絵に騙された!(いい意味で)

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『花祭』 あき ゼロコミックス

もう、問答無用でジャケ買いなのです。だって、この鮮烈な華やかさには目を奪われるしかないですし、この色鮮やかな美しさには強く惹きつけられる力があるじゃないですか。そして、トドメなのがこの帯の文句なのです。

芸をきわめる「花(少年)」とその芸を愛でる「花主(パトロン)」
「花主(パトロン)」はより美しく、より技術の高い「花(少年)」を選び
──枝を切るように「花(少年)」を取り替えてゆく
儚い中に仄見える、「花」と「花主」の切れない絆とは──

もう、この帯の文句がものすごく強い興味を抱かせる訳ですよ。リブレ出版のゼロコミックスなど今まで買ったこともなく、BL系のコミックスだろうとは思うのですが、あまりBL臭を感じさせないこの文句、そして表紙絵から感じられる雰囲気。どうにもこうにも気になって買ったわけですが、これはもう完全に表紙に騙されました。良くも悪くも裏切られた内容だったんですよ!

そもそも、オレはこの表紙絵の子を当然のこととしてヒロインである女の子だと思ってた訳です。この子が花主たるパトロンであり、年端もいかぬ花である少年達を買うというのが基本線だと思ってたのですが、まずそこから全然違ったのです。そう、この表紙絵の子こそが花であり、金持ちのパトロンに買われる花であり、つまりは少年だったんですよ。こんなに可愛いのに男の子とな!

自分が期待してた内容以前に大前提からして違っていたのでものすごくショックだったのですが、しかし、そんなショックも読み始めるとすぐに解消。むしろ嬉しい誤算であったことに気づくのに時間はかかりませんでした。そもそもBL臭を感じさせる部分は少なく、花と花主の関係性がしっとりと情緒豊かに描かれており、男だ女だ同性だ異性だというのは関係なく、人と人の関係を描くという部分において強い魅力が感じられる内容だったのです。


金持ちが道楽で少年を買うなんて下卑た話にも思えますが、この漫画の世界においてはそれは全くの別物なのです。友人関係でもなく、恋人関係でもなく、兄妹関係でもなく、主従関係でもない。しかし、そのいずれかに該当する部分があるかもしれない。花と花主の数だけ様々な関係性があり、この漫画ではオムニバス形式でそれぞれの花と花主のエピソードが語られております。そして、そのどれもが思わずほぅっとため息をもらしてしまうような内容なんですよ。身分違いの恋というか、メイドとご主人様の関係が一番近いようにも思えますが、それだけでは語れない部分もやはりあって、胸が締め付けられる部分と温められる部分が同居しているような感じも受けるのです。

完全にジャケ買いのこの漫画でしたが、これはホントに嬉しい誤算でした。面白かったです。是非この方の別の漫画も読んでみたいところですね。オススメですよ。

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