となりの席の内職王、フラッパー読み切り『となりの関くん』が面白い!


『となりの関くん』 森繁拓真 コミックフラッパー

チャンピオンで連載してた『アイホシモドキ』の森繁拓真が帰ってきた!(但しフラッパーに)

かつてチャンピオンで連載していた『アイホシモドキ』という漫画をご存じでしょうか。読み切りから連載昇格したものの、単行本4巻ほどで連載終了した作品なのですが、個人的に結構好きな漫画だったんですよね。その後、この作者の名前を見かける機会がなかったのですが、今月のフラッパーでまさかの読み切り掲載ですよ。最初見たときは同じ作者だとは気づかなかったのですが、この読み切りがまた最高に面白かったのです!

授業中に教師の話す内容そっちのけで内職に励むという行為に覚えがある人は結構いるのではないでしょうか。この漫画はそんな内職作業に没頭しすぎて、斜め上方向にエスカレートさせすぎた隣の席に座る関くんと、それに対して気が気でない様子のヒロイン横井さんの二人によるコメディとなっております。

とにかく関くんの内職っぷりが半端なく、授業中に自分の机の上にドミノの大作を作り始めるは、机の上にオリジナル将棋盤をつくり出してオリジナル将棋を展開させ始めるは、自分の机に愛着持ちすぎて鏡面仕立て並に机を磨き上げるは、その行為の数々はあまりにもフリーダム。それでいて教師に見つからない隠密っぷり。たがしかし、関くんの隣に座る横井さんだけは気が気じゃない訳です。あまりにもフリーダムに内職作業を繰り広げる関くんの姿が否応なしに視界に入ってくる横井さんにとって、隣の席の関くんはハラハラする対象であり、ツッコミを入れたい対象なのです。そして、この二人の関係がコメディとして非常に面白いんですよね。

今回の読み切りは3本分計30ページあるのですが、その30ページの間、関くんは内職に没頭するあまり一言も言葉を発しません。対して横井さんは、関くんの内職作業がエスカレートするごとに心の叫びという名の気持ちの良い合いの手を入れてくれて、その辺りもテンポいいんですよ。

あと関くんの内職で一番面白かったのは2本目の将棋ネタ。通常の将棋のルールを逸脱しまくったフリーダムなその戦い振りとか、駒自身が意識を持ったかのような戦いぶりとか、あまりにもツッコミどころが多すぎます。


ってか、いきなり身内の金将が王将に対して下克上とか! その後もツッコミどころ満載のフリーダム将棋で、このネタが最高に面白かったです。3本ともレベル高く、どれも大笑いできるネタばかり。これは是非とも連載化して欲しいところですね。ただ、シチュエーション的には授業中の教室のみに限られるのでネタの枯渇も早そうな気もしますが。

この記事へのコメント

Q
2010年07月08日 00:30
森繁拓真氏は東村アキコ氏の実弟だそうですね
NIP-HUNTER
2010年07月14日 10:42
私もアイホシモドキが好きでしたので、帰って来たのはうれしいです。
連載になったら、単行本買いたいですね~。
東村アキコといい姉弟で実力があるってスゴイ!

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