『花のズボラ飯』2巻を読んでたら、くうくうお腹がなりました

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『花のズボラ飯』2巻 久住昌之/水沢悦子

夜寝る前にベッドに横になりながら漫画を読むことが良くあるのですが、この漫画は危険。寝る前に読むのはあまりにも危険すぎます! いやだって、こんなに美味しそうに食べる主人公の姿を見せられ続けては、そりゃもう見てるこちらの方がお腹が空いてくるってなものですよ。空腹に耐えかねて、寝る前だというのに何か食べなきゃいけない気分にさせられるから危険すぎます!

しかし、この漫画はそれだけ読む人を動かすことが出来るパワーに満ちているのです。もうね、この漫画を読んでると空腹感にさいなまされますが、それと同時にものすごい幸福感に包まれるのですよ。食べ物は人を幸せにする力に満ちておりますが、食べ物を美味しそうに食べる人ってのも他人を幸せにするパワーを持っているのです。そしてこの漫画の主人公こそが、まさにそんな幸せそうに食べる人の決定版であり、ありとあらゆる角度からその幸せそうに食べる様が描かれていくのです。

  

美味しいものを食べて「うーまーいーぞー!」と叫びだしてリアクションし始めると、次から次へとさらに大きなリアクションを求められるというジレンマに悩まされる事はありますが、この漫画の場合、確かに大きなリアクションで美味しさを表現する場合もあるのですが、その多くは抑えきれない幸福感を放出している様子として描かれているのです。時に激しく、時にしみじみとその美味しさを堪能しているのです。そして、その美味しそうに食べる様を見てるだけでこちらが嬉しくなってくるというか、幸せが伝播してくるんですよね。

ただひたすらに、単身赴任の夫を待つ妻が独り言を延々と呟きながら、食事を作ったり、食事を食べたり、作ったり、食べたりの繰り返しなのですが、それがまた心地良い。ぼっちメシで独り言を呟きたくなる気持ちってのは確かに理解できるし、この漫画の場合、その描写が非常に上手いのです。

しかしズボラ飯と言いつつ、ズボラさにかけては自信のある自分から見ると、しっかりと料理してる分だけ偉いよなぁとか思ってしまいます。学生時代に自炊してた頃「得意料理はたまごかけご飯です!」とかドヤ顔で言ってた経歴の持ち主である自分からしてみれば、全然ズボラじゃないよ、と。むしろペヤング食べたり、ねこまんま食べてるシーンの方が親近感湧いたりもして。

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