今週の『ニセコイ』で満を持しての妹寺さん登場、らっくんハーレム二期生や!

『ニセコイ』第75話 古味直志 週刊少年ジャンプ26号
あれれ、このキャラって誰ですか? 小野寺さんっぽいけど、単純に作者が顔の描き分けが出来てないだけの新キャラですか? いやいや、そんな事はなく小野寺さんの入学当初を振り返って描かれる過去編なのかな?
などとミスリードさせる出だしで始まった今週のお話でしたが、過去編にしてはなんだか妙に違和感が残るのです。入学したての小野寺さんだとしてもそうじゃない部分も感じて、むしろこのキャラは読者が密かに登場を期待しているあのキャラなんじゃないかとも思えるのです。
席替えから始まった3学期編って早々に切りあげられた感もあるじゃないですか。それは3学期を早々に終わらせて前倒しで新学期編に突入する理由があったハズなんです。その理由とは楽達の2年生への進級はもちろんあるものの、それ以上に後輩という新キャラを投入できるというメリットからに違いないですよ。そして、ここで登場が待望される年下キャラと言えば、もう一人しかいないじゃないですか!

出たー! 妹寺さんが満を持しての登場だー!
そうです、かねてより存在がほのめかされていたものの画面には全く出てこなかった小野寺さんの妹が新入生として登場したのですよ。そしてこの妹寺さんが姉に勝るとも劣らない素晴らしいラブコメキャラなのだからたまらないんです。
もうね、今週の話のベタなラブコメっぷりと来たらどうですか! まさに王道、まさにセオリー通りという、べったべったな展開の数々。入学したての通学路で不良に絡まれているところを助けられ、廊下でプリントを落とせば手伝ってくれる先輩が現れる。恋の予感を抱かせてトキメキLOVEの予兆さえ感じさせるまさに王子様的存在の男の子。しかし、その男の子が実は姉をたぶらかす敵視すべき存在である一条楽その人であったことが判明するお約束なオチ。もう、この何のひねりもない、これ以上ないくらいの王道ラブコメっぷり! だが、それがいい、それでいいのです!
千棘が自分の恋心を自覚して以降、物語的には少々落ち着いていた感もありましたが、ここに来て大型新人の登場ですよ。これはもう、姉である小野寺さんのモブ寺さん化を加速させてしまうほどの存在感を発揮してしまうやもしれません。それほどまでに強力、それほどまでに圧倒的ポテンシャル!

今週のサブタイトル「カミカゼ」をまさに体現してしまった妹寺さん。そのラブコメ力たるや、遅刻寸前でパンをくわえて走ってたら曲がり角で転入生とぶつかってパンツを見られてしまった並の超王道じゃないですか! 勝てねぇ、ここまでベタに徹せられちゃ、並のキャラじゃ勝てねぇよ!
しかも、今回の話では妹寺さんにくわえ、親友の風ちゃんと、再登場となるポーラ・マッコイも含め、後輩キャラ3人も登場してるんですよ。これはもう、ハーレム二期生といっても過言ではない。らっくんハーレムの栄えある二期生がわんさか登場ですよ! これはもう既存キャラの存在感が薄まる可能性大です。小野寺さんが妹にその存在感を食われてしまわない事だけを切に願います。いや、重度の小野寺さんファンであるならば妹に食われて出番を失ってしまう小野寺さんも、それはそれで堪能出来るはず。そうだ、むしろそれがいい、それでいいかも!(錯乱)