10年にわたる連載の末、遂に完結!感動のクライマックス、『capeta』32巻

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『capeta』32巻 曽田正人 KCデラックス

10年の長きにわたって連載が続いてきた『capeta』が遂に完結! これまでも何度となく熱く震える展開を見せつけられて来ましたが、完結巻となるこの32巻はまさにその集大成とも言うべき内容。ラストに来て最高のピークがやってくるのだから、これがもうたまらないっ!

舞台はマカオGP。これまで幼少の頃よりライバルであり続けたナオミとの一騎打ち。時に反目し合い、時に認め合う。尊敬の念を抱き合いつつ、競い合い、切磋琢磨し合ってきた二人であるからこそ、この最後のバトルの重みは圧倒的なものとなって迫ってくるのです。当の二人が幼少より積み重ねてきた時間の重みと、10年間この漫画を追い続けてきた読者が共有してきた時間の重み。それらがあるからこそ、最高に盛り上がるのですよ。


ブレーキングは頑張るものじゃない
マシンとコミュニケーションをとるためのツールだ


自分もレース観戦は好きな方なのですが、レースで一番面白いシーンってやはりオーバーテイクの瞬間な訳ですよ。それもスリップを使ってストレートでキレイに抜くシーンよりも、コーナーのツッコミで激しいブレーキングの末に抜くシーンに圧倒的に痺れるのです。ただ、この漫画ではそれはナオミの持ち味として描かれており、主人公であるカペタは全方位的に速いヌメッとした走りをするキャラとして描かれている訳です。それはまさに玄人好みする走りであり、パッと見の激しさやインパクトはありません。ただ、主人公であるカペタにそうした走りをさせるのは、そこに作者のレースに対する美学が現れているからなんじゃないかとも思うのです。


オレはきっと「世界一速くなりたい」んじゃない
世界一クルマの運転を究めたいんだ


そしてカペタのこのセリフは、作者自身の思いの代弁であったようにも感じるのです。読者である自分はもちろんカペタが世界一速くなった姿を見たかったです。それはつまりF1の世界で勝つ姿な訳ですが、作者にとって一番描きたかった事はクルマの運転を極めたカペタの姿だったんだろうなぁと。そしてそれは、このマカオGPにおいてのナオミとの勝負においてある意味一つのピークとして極まったんじゃないかとも思うのです。

このレースにおけるカペタの走りはナオミとのバトルの中で究極までに研ぎ澄まされていき、ある意味一つの到達点を迎えたのかもしれません。それはどのライバルとの走りの中でも見つけられない、ナオミとの対決だからこそ見つけられた究み。この先、カペタのレース人生はまだまだ続いていく訳ですが、このレースほどにカペタのドライビングセンスが究極までに研ぎ澄まされる事はそうそうないんじゃないかと。そして、そんなレースを描ききった作者にしてみればここが一つの到達点だったのかなぁとも思えてくるのです。

最終話はエピローグとして、その後のカペタ達の去就が描かれておりますが、実際にF1への道のりは遠く険しいものであります。現実的な問題は山積みで、その山を一つ越えるだけでもそれはもう大きな力を必要とするでしょう。しかし、読者である我々は夢見ずにはいられないのです。その後のカペタ達の活躍を!


速くてもF1へ行けなかったドライバーは大勢いた
でも「ズバ抜けて」速くてF1に乗れなかった者は一人も
ただの一人もいない


そう、このラストのモノローグがまた痺れさせてくれるんですよ! カペタ達ならきっとやってくれる。速さを兼ね備えているカペタなら、ズバ抜けた速ささえも勝ち得て、活躍してくれると。そんな彼らの姿を夢想しては楽しむ余地があるのはある意味幸せなのかもしれません。

そういえば、曽田先生の出世作である自転車漫画『シャカリキ!』も、主人公のテルがヨーロッパに旅立つシーンで終わってます。まだまだ先を読みたいと読者に思わせるところで、主人公の飛躍を前にして物語を完結させるのがこの作者なりの美学であるのかもしれませんね。

何にせよ、この10年間存分に楽しませてくれた漫画でした。続きがもう読めないのは寂しいですけど、曽田先生にはまた別の作品で熱く震えさせられたら嬉しいなぁと思います。

色めく恋、色づく音、彩られる軽音ラブストーリー、『ハレルヤオーバードライブ!』9巻

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『ハレルヤオーバードライブ!』9巻 高田康太郎 サンデーコミックス

うおおお、何なんですか、この面白さ。この巻の面白さがあまりにもたまらなくて、こみ上げてくるものが! いや、これまでも存分に面白かったこの漫画なのですが、この9巻はいつもにも増して面白かったんですよ。その面白かった要因というのは色々ありますが、物語が大きく動き始め、そしてラストに向けての大きな流れが盛り上がり始めた実感を得られた事が一番大きかったのではないかと。

前巻までの戸川&珠姫とのライブ対決の結果、ラベンダーに敗れ「希望」を取り戻す事が出来なかった小雨。そして失意に落ち込んでしまう訳ですが、そんな中で新たな希望が見えてきたのです。


そう、「希望」を取り戻せなかった事を嘆きばかりでなく、新たな「希望」となる新曲を作っていこうと。ここに来て、この物語の大きな流れが決定づけられた瞬間であり、部長やハル達3年生が引退するという時の流れも絡まって、物語はクライマックスへと突入していく事を実感させられるのです。新たな希望に対する期待感と共に、震えるような興奮と高揚感と共に!

そんな大きな流れが進み始める一方で、登場人物達の恋模様も大きく動き始めていき、そこにも大注目なのです。今巻の表紙にもなっている冬夜と若葉が仕組まれたデートをするエピソードなんかもニヤリングを誘ってくれて素晴らしい展開。そして何より、小雨とハルの関係ですよ。恋愛沙汰に全く鈍感だったハルがここに来て小雨の事を意識し始めるのです。ヤキモチ妬き始めるのです。自分の中の気持ちの変化を自覚してしまうのです!

小雨の新曲作りを共に手伝う中で、ハルはふと尋ねてしまうのです。「君には好意を向けるような人はいるの?」と。その答えを小雨の口から聞きたいような聞きたくないようなそんな気持ち。ここに来てハルの心情が明らかに揺れ動き始め、小雨の事を意識し始めているのが分かるのです。そしてそんな質問に「います!」とドストレート答える小雨。その好意を向ける人物がハルだという事は伏せたまま、真っ直ぐに想いを伝える小雨を前にして、さらにハルは千々に心を乱すのです。その好意が自分に向かっていればいいのにと……。


自分の中からふとあふれ出たそんな感情にたまらなくなって駆け出すハル。女子高生が、がむしゃらに、駆け出す姿の何とまぶしい事か。まさに青春の1ページ的なこのシーンの素晴らしさは何とも言いがたいものがあります。ここに来て小雨とハルの関係が大きく動き始めたのも物語の盛り上がりを後押ししてくれますし、何より新しい曲作りの中で「想い」を込める展開になっていくのが何とも素晴らしいじゃないですか!

そして、さらなる盛り上がりを見せてくれるのは新曲の完成シーンです。部員みんなが集まって小雨のイメージするメロディーを形作っていくその過程。小雨だけの歌としてでなく、部員達みんなで作り上げた歌というのがまた素晴らしい。そして出来上がった新たな曲。


ハレルヤ――新しい「希望」には祝福の歌を。

これはもう鳥肌、鳥肌しかないです。なるほど、ここに来てタイトルを絡めた新曲を生み出すのかという驚きと興奮と高揚! この9巻はとにかく最初から盛り上がりどころばかりで面白かったのですが、そのラストにこんな大盛り上がりの展開まで待っていようとは。

この新曲をひっさげてのリベンジマッチがこの後描かれていく訳で、物語はクライマックスへ向けての盛り上がりを感じずにはいられません。いやぁ、続きが楽しみでしょうがないですね、これは!

まったく女子小学生のぱんつは最高だぜ!『女子小学生はじめました』

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ニコニコ静画にこんなにも面白いおぱんつ漫画があった!『女子小学生はじめました』

素晴らしい、この漫画は素晴らしい! 何はなくとも、とりあえずは読んでみて欲しい。話はそれからだ。

ニコニコ静画で漫画を読む習慣ってこれまでそれほどなかったのですが、こんなにも面白いマンガが埋もれているのだから侮れません。このマンガ『女子小学生はじめました』は牛乳のみおさんがニコニコ静画に投稿している漫画で現在8話まで進んでいるのですが、これがもう最高に面白いのです。野生のプロとしか言いようのない絵の上手さとキャラの可愛さ、そしてギャグの面白さ。そして何より「女子小学生」「ぱんつ」という二つのキーワードにがっつり食いつくような諸兄は間違いなく読むべき漫画であると!

 

この扉絵二つを見て頂いて食いつくような御仁は間違いなくこの漫画を楽しめるはず。ってか、何なんですか「目が覚めたら女子小学生になっていた……」とか「前回までのあらすじ チ○コが生えた」とか! でも、この頭の悪い展開が最高に面白いのです。

1話導入にあるとおり、この漫画はある日突然30歳童貞の主人公が女子小学生になるという脈絡のない展開で始まります。30歳まで童貞であれば妖精になるというそんな都市伝説。しかし、実際には男の子は30歳まで童貞を守れば女子小学生になれるんです、というこの無茶な展開。


しかし、この主人公にかかれば道理や理屈はどうでもいいのです。細けぇことはいいんだよ! そう、主人公がそう思うように読者の大多数もそんな気持ちになるのです。なぜかって、この漫画はただひたすらに女子小学生の可愛さを堪能する場であり、ある日突然自分が女子小学生になってしまったらという夢物語であり、女子小学生のおぱんつを愛で楽しむ理想郷だからなのです!

ぶっ飛んだ導入で始まるこの物語はその後の展開もぶっ飛んでおり、女子小学生になった主人公の元にぬいぐるみキャラがやってきて、なんだかんだで共に美少女のおぱんつを集める事になるのです。ええ、細かい事はいいです、女子小学生のぱんつを集めるのです。ここ大事です!

  

まったく、女子小学生のぱんつは最高だぜ!

曇りのない澄んだ笑みを浮かべながらそう叫んでしまえるくらいですよ。これは素晴らしい。女子小学生、美少女、ぱんつ、これはもう三種の神器と言っても差し支えないでしょう。見ていて心洗われるかのようです。拝み倒したくなるとはまさにこのこと。眼福、至福、ありがたやありがたや!

この漫画はまぁそんなシーンが全編にわたって繰り広げられており、これを素晴らしいと言わずして何と言おうかと。また、ぱんつだけではなくきちんとギャグシーンも面白く楽しく読めるのも嬉しいのです。そしてニコニコ静画という場で連載されているのもこの漫画の盛り上がりを後押ししている部分があるんですよね。


漫画の誌面にコメントが流れるスタイルにまず最初は違和感抱くでしょうが、慣れてしまえば気になりません。むしろギャグの笑いどころで流れてくるコメントが笑いの相乗効果を生み出してくれるというか、笑いの一体感を生み出してくれるんですよね。ニコ動も最初は違和感ありましたが今ではあのコメント付き動画の楽しさを存分に堪能してる訳ですし、このニコニコ静画のコメント付き漫画というスタイルもそれはそれでありとも思えるのです。

現在連載は8話目で、続きが今後も楽しみなところです。作者の牛乳のみおさんは来月のまんがタイムきららから連載も始めるようでこちらもチェックしてみたいところですね。

劇場版『HK 変態仮面』を自宅でも観れる、その興奮にクロスアウッ!


映画『HK 変態仮面』オフィシャルサイト

すでに公開されてから1ヶ月近く経とうかという頃ですが、劇場版『変態仮面』ですよ。まさに、まさかの映画化としか言いようのない劇場版な訳ですが、見に行った人の感想を見てるとおおむね好評のようですよね。自分も気になっていたものの、何となく行きそびれてズルズル今日まで来てしまったのですが、そんな自分に朗報が飛び込んできました。

大ヒット上映中の『HK 変態仮面』が自宅で観れる!(KINEZO CINEMA)

なんと、まだ劇場公開されている作品が家のネット環境で観れるというじゃないですか! これは驚き。そして嬉しい話です。しかも、劇場価格より抑えめですし、24時間いつでも見返せるのも良いですね。内容が内容だけに興味はありつつも劇場まで足を運べなかった紳士淑女諸君も、これなら人目を気にする事なく自宅で堪能出来るってなもの。

そんな訳で、今日からネット公開されていたので早速観てみました。


フオオオオオオオオ、エクスタシー!!

まさに、そう叫びたくなるほどのエクセレントな出来映え。これは期待以上の面白さですわ! そもそも変態仮面の実写化なんて30分もやればおつりが来るくらい満足できるんじゃないのと当初は思っていたのですが、2時間弱の映画として最初から最後まで全編にわたって堪能し尽くせました。

もうね、最初から最後まで笑いがこみ上げてきてたまらない。それは懐かしさによる嬉しさという部分もありますが、それ以上に単純にバカバカしくて楽しいという本質的な部分で楽しませてくれる映画だったんですよ。頭空っぽにしてバカバカしいノリを存分に堪能出来る2時間弱。

 

変態仮面が戦っているシーンがとにかく楽しい。筋肉ムキムキのボディに、顔にかぶるはパンツ、ブリーフを肩まで引っ張り上げ、そして強調される股間のおいなりさん。そのスタイルが実写として動いているだけで笑えてくるのですが、そこからの攻撃のバリエーションの数々にはどうしたって笑わずにはいられません。大体は嫌がる相手に股間を押しつけて倒すというパターンなのですが、その黄金パターンこそが見てるほどに気持ちよくなってくる不思議。

 

物語は中盤から終盤にかけて偽の変態仮面が現れ、ラストに向けその偽変態仮面との戦いにシフトしていくのですが、この偽の変態仮面の存在感も圧倒的でスゴイ。主人公・色丞狂介の変態仮面もそれはもう超高校級のサラブレッド変態な訳ですが、この偽変態仮面と来たら、そのさらに上をいく変態っぷりを見せてくれるのです。

その変態勝負で狂介を挫折させる展開なんて「真面目にバカやってる」極致ですよ。そして極めつけはその挫折からどのように立ち直るのかと観客を釘付けにさせておきながら「変態度合いと強さの度合いは別次元だ!」というまさに正論、その通りの事を言い出してちゃぶ台ひっくり返してくれる展開にも、それはもう笑わせてもらいました。

ラストには観客が誰しもあるに違いないと思っていたヒロイン愛子のパンツを被って最強の力を発揮して敵を倒すという王道展開まであって最高でした。ってか、そもそも最後の敵が巨大ロボットである時点で、バカバカしさレベルも最高潮に達していましたよね。


いやぁ、それにしても期待以上の面白さでした。家で人目を気にせず馬鹿笑いしながら映画を観れるってのもそれはそれで楽しいですね。劇場で他の観客との一体感を味わいながら笑い楽しむのもそれはそれで楽しいんでしょうが。そういう意味ではこの映画は実況で観たら間違いなく楽しい部類なんだろうなぁと。

それにしても、この映画を観てまた原作を読みたくなってきましたよ。しかし、この原作って全6巻だったんですね。そんな短い割には強烈な印象に残っているのはそれはそれですごいなぁと。変態仮面の特徴的なビジュアルはもちろんの事、「それは私のおいなりさんだ」の決めセリフとか「フオオオオオオ」という叫び声とか、脱衣する際の「クロスアウッ!」というかけ声とか、アラサー世代の共通言語として話す事が出来るんですよね。それほどまでにインパクトある作品だったんだよなぁというのを今更ながらに実感したり。

何にせよ、この劇場版、まだ見に行ってない人で気になっている人は是非観ておいた方が良いでしょう。1200円分の価値は間違いなくあるかと。オススメです。



HK 変態仮面 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
集英社
あんど慶周

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最近の『恋愛ラボ』の体育祭イベントがニヤニヤしてたまらんのです

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テレビアニメ『恋愛ラボ』、キービジュアル公開&スタッフはゆるゆり制作陣!

タイスペ本誌にも載っておりましたし、アニメ公式サイトでも情報公開されておりますが、アニメスタッフはゆるゆり制作陣なんですね。これは何だか安心して見ていけそうな予感もあり、楽しみなところです。しかし、マキのイラストが何だかゆっくりしていってねに見えるんですが! まぁ、実際に動き出せば印象も違うとは思いますが。

アニメ放映は7月からという事で楽しみなところですが、この原作の舞台は岐阜なんで、岐阜放送で放映して欲しいものです。そしてあわよくば最速放映が岐阜放送だったりすると個人的にすごく嬉しかったりするのですが! アニメ本編に岐阜の町並みが出てくれば舞台探訪ファン的にも嬉しいので、その辺りにも期待したいところです。


それはさておき、タイスペ本誌の連載の方ですが、こちらもとにかく絶好調。舞台は体育祭に突入しているのですが、もうこのエピソードの身悶えラブコメ展開が高まりすぎていて、オレの頬がヤバイのです。ニヤニヤしすぎてヤバイのです。体育祭といえば応援合戦という事で、学ランを着て応援合戦をする事になるのですが、その学ランを借りてくるのはもちろん、気になる意中の男子からな訳ですよ。

もう、その学ランを男子に借りに行く展開から、実際に借りたあと着てみて恥ずかしがったり、匂いをかいだりしてみる赤面展開に至るまで、最高にたまらんのです!

 

 

そして体育祭当日、実際に応援合戦で学ランを着る事となる生徒会メンバーなのですが、ここでも相変わらずの赤面まみれで、もうね、素晴らしいの一言。そもそも、ブカブカの学ランを着た女子というだけですごくグッと来る魅力に溢れているのですが、そこに気になる男子の学ランへの意識から赤面してしまうシチュエーションまで加わってくるのですから、もうどうしろと。本能の赴くままに身悶え転げ回るしかないじゃないですか!

ここ最近の体育祭エピソードは毎回外れる事なくホントに面白く、ニヤニヤ出来るラブコメ展開つづきで嬉しくなるばかりですよ。アニメ放映も控えておりますし、本編の方もますます盛り上がっていって欲しいものです。




今月の『となりの怪物くん』、人気投票1位のご褒美にヤマケンさんが遂に報われる!?

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『となりの怪物くん』 デザート2013年5月号

今月のデザートはとなりの怪物くんが表紙。しかも、単行本11巻の続きから読めるという事で、新規読者でも手に取りやすいんじゃないでしょうか。そしてそして今月は人気投票の結果発表もあって、しかもしかも人気投票1位のキャラを主役にしたおまけ漫画の袋とじまで付いているのだから、これはもう買い以外の選択肢はないでしょう!

そして注目の人気投票の結果はというと、巻頭カラーで発表されております。


そう、我らがヤマケンさんが堂々の1位ですよ! しかも、2位の春にダブルスコア以上の得票差をつけての、ぶっちぎりの1位です。人気のあるキャラだとは思ってましたが、ここまで圧倒的であったとは。脇キャラであるからこそ贔屓したくなる気持ちももちろんあるでしょうが、やはりヤマケンさんと言えば見事なまでの当て馬として、見事なまでの玉砕っぷりを披露し、見事なまでの報われない片想いキャラとして僕らのハートを鷲づかみにしてくれたのが大きかったのではないかと。

そんな報われないキャラのヤマケンさんが1位となり、ある意味報われた今回の人気投票ですが、そのご褒美とばかりに袋とじおまけ漫画で主役となっております。報われない片想いキャラであるヤマケンさんがこの袋とじにおいては報われている展開に!!


まぁ、夢オチなんですが!

いやいや、それでこそヤマケンさんですよね! 夢オチというか、ヤマケンさんの欲望ダダ漏れの妄想が具現化したような夢という辺り、また何とも涙を誘います。でも、こういうキャラだからこそヤマケンさんは愛すべきキャラなので、これはこれで非常に良いのではないかと。しかし、ナースにはじまり、今時女子高生風にバニー姿にと、いろいろな姿の雫を見られたのも、これはこれで眼福でありました。単行本に収録されるかどうか分からないので、これは保存しておきたいところですね。

めんどくさい彼女ほど可愛すぎるぜコンチクショウ!『今日のユイコさん』2巻

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『今日のユイコさん』2巻 秀河憲伸 アフタヌーンKC

ツンデレ――二次元世界で燦然と輝くそのキャラクターではありますが、よくよく考えたらこれほどまでに面倒くさいキャラもいないですよね。素直になれないツン状態なんて度が過ぎれば単なるコミュ障だよ! しかしですね、手のかかる子供ほど可愛い理論というのがある通り、面倒くさい彼女ほど可愛い理論というのもまた成立しうるのです。はい、そこでこの漫画『今日のユイコさん』です。

つり目で目つきが厳しいユイコさん。そんな人を寄せ付けない見た目通りに、性格も似たようなもので真面目で頑固で融通の利かない困った性格。人付き合いが苦手という属性まで加わって何とも取っつきにくい性格をしているのですが、そんな彼女がヒロインなのです。そんな彼女がもう困ってしまうくらいに可愛いのです。なぜ可愛いのかって? ツンデレだから、などという簡単な答えがあるからだけでなく、彼女の素直になれない困った性格そのものが魅力になってきているのです。


ユイコさんと言えば口癖がいくつかあるのですが、その中でも彼氏のトモヤに対するセリフの数々が何とも素直になってないものばかり。トモヤの行為を注意するかのごとく「私そういうの嫌いだわ!」と言うのはいつものユイコさんなのですが、それはもはや接頭語という、定型句というか、時候の挨拶というか、意味があるようでない、ないようである言葉。その実、ユイコさんがトモヤに構いたいだけというのが見え見えなアクションな訳ですよ。「嫌いだわ」と言いつつもちろん額面通りに嫌って言ってるはずもないのが丸わかりなのです。

また「○○するべきよね」とか、自分の意思ではないけどしょうがないからしなきゃいけないわよねという回りくどい言い方が多いのもユイコさんですが、これもまた面倒くさい彼女ならでは。ホントは自分がそうしたくてたまらないのに素直に言えないこの困った性格。もう、こういう言い回しからして言葉を額面通りに取れずに、一度その言葉の裏側にある真意をはからねばいけないという、めんどくさい事この上なさ。

でもね、そんなユイコさんが可愛いんですよ。素直になれない困った性格も、それは好きという気持ちの裏返しであると分かればこの上ない可愛さ。そして何より、素直になれない部分が大きければ大きいほど、たまに見せてくれる素の表情に大変やられてしまう訳です。


そう、仮面の下の彼女の素顔はこんなにもかわいい!!

夏祭りに遊びに行って友人達に見られるのが恥ずかしいからとお面を被って盆踊りする二人。そして、そのお面を取って見せてくれるこの赤面顔の破壊力たるや! 普段のめんどくさいユイコさんもそれはそれで大層可愛いのですが、やはり素直になった彼女の赤面表情はさらに素晴らしいのです。

主人公のトモヤもすごくいい奴で、そんなユイコさんを面倒くさいなどと思う事なく全てを受け入れてるのも好感持てます。また、そんなトモヤにベタぼれである事を必死に隠そうとしてるもののやっぱり好きでしょうがない状態のユイコさんもまたとても良いのです。この初々しい二人のカップルを見てるだけで猛烈にニヤニヤ出来るんですよ。アニマルパークに行った際の「魔法かかっちゃった」のセリフを前に、オレの身悶えは軽く三回転半を記録する勢いですよ!

今アフタヌーンで一番ニヤニヤさせてくれるものといえばこの漫画。いやもう、本当に面白いですよ。オススメです。